バンコクにはあまた溢れるほどのアクティビティがありますが、夜を楽しみたいのなら、ぜったいにルーフトップバーは外せないでしょう。世界で最も空に近いオープントップバーをはじめ、バンコクの夜景を一望できる素晴らしい高層階バーがいくつもあります。
日本では数少ないオープントップのバーも、ここバンコクなら選び放題。バンコク最古のバーやハリウッド映画の舞台となって一躍有名になったバー、そして熱帯植物が咲き乱れる屋上庭園のバーなど、個性的なバーが点在。ちょっと気分を変えて過ごしてみたいなと思ったら、バンコクの夜空を見上げてみてください。そこにあるのは天空のバー。あなたもきっと宇宙に近づけます。
- 大人の遊び場「ルーフトップバー」の魅力って？
- 「絶対に行くべき」ルーフトップバー 3選
- Vertigo & Moon Bar（BANYAN TREE BANGKOK）
- Sirocco Sky Bar（Lebua at State Tower）
- Cooling Tower Rooftop Bar（Carlton Hotel Bangkok Sukhumvit）
- 【番外編】 ここって意外と穴場かも 1826 MIXOLOGY Rooftop Bar（REMBRANDT HOTEL & SUITES BANGKOK）
- その他のルーフトップバー
- Octave Rooftop Lounge & Bar（Bangkok Marriott Hotel Sukhumvit）
- BAR. YARD（Kimpton Maa-lai Hotel）
- Cielo Sky Bar & Restaurant（Sky Walk Residences, W District）
オススメのルーフトップバーを紹介する前に 大人の遊び場「ルーフトップバー」の魅力って？
どうしようもなくゴージャスな夜景
「まるで宝石箱をひっくり返したような夜景」という常套句があるように、まさしくルーフトップバーからの夜景は煌びやか。眼下に輝く光源には事欠きません。時間帯によって刻々と変わる景観は、まさに100万ドル以上の価値があるのではないでしょうか。
空が魔法の色に染まるマジックアワー
ルーフトップバーがオープンする時刻は、夕方の5時か6時くらい。これにはちゃんと理由があって、「マジックアワー」を楽しむため。マジックアワーとはもともと写真撮影用語で、日没や日の出の前後の数十分間だけ体験できる薄明の時間帯のことです。光源となる太陽光が日中よりも赤く、しかも適度に淡くソフトで暖かくなることで、空が金色に輝いて見える状態。そのため、ルーフトップバーの多くは、空が魔法の色に染まる瞬間を体感できる時間帯からオープンしています。
ラグジュアリーな非日常的空間
バーというと、どうしても「落ち着きのあるクローズな空間で、ちょっといいお酒を嗜む」というイメージが付いてきます。ルーフトップバーはそんなバーの常識を覆す「非日常性」が魅力。圧倒的な開放感、心地よい風、天空に手が届きそうな感覚、高層階独特の夜の帳…それらの要素が相まって、ワンランク上のラグジュアリーな空間に包まれながらお酒を楽しむことができます。
ワイズデジタル ルーフトップバー・ランキング第1位 Vertigo & Moon Bar（BANYAN TREE BANGKOK）
天使が舞い降りる、天空のバー
「バンヤンツリー・バンコク」の「Vertigo & Moon Bar」といえば、泣く子が黙るかどうかはわかりませんが、旅行雑誌などでルーフトップバー特集があれば、必ず紹介される超有名なルーフトップバー。アジアを中心に高級リゾートやホテルを展開するバンヤンツリーが誇る5つ星のハイクラス・シティホテル。その61階にあるのが「Vertigo & Moon Bar」です。
ルーフトップバーは、ここバンコクには星の数とは言わないまでも、かなりの数があります。同じ大都会でも東京だと、なかなか高層階のオープントップのバーが見当たらない。これには理由があって、建築や消防関連の法律的な絡みの問題や、東京だと梅雨の時期や冬季の間に稼動できないため、採算的な問題もあるようです。
一方のバンコクにも、長い雨季があります。特に8月〜10月頃は、夕暮れ時を狙ったようにスコールが降り、オープントップのバーやレストランはクローズを余儀なくされることも多々。この「Vertigo & Moon Bar」も設置前にはかなり反対があったそうです。それでも当時の経営陣が英断を下して、2002年1月にオープン。ホテル業界では伝説にもなっているようですが、そうしてバンコクで最初のルーフトップバーが誕生したとのことです。
バンコクの別名はクルンテープ。これは“天使の都”という意味ですが、この「Vertigo & Moon Bar」まで登ったら、ぜひ空を見上げて見てください。もしかすると、マジックアワーの茜色に染まる空から天使が舞い降りてくるのが見えるかもしれません。
マジックアワーを狙うなら早めのスタンバイを
「Vertigo & Moon Bar」がある「バンヤンツリー・バンコク」のロケーションは、サートーン通り沿い。周辺には大使館や著名企業が入る商業ビルが集まっているエリア。とにかく大渋滞で知られる通りなので、マジックアワーを狙うのなら注意が必要です。渋滞のピークは17時頃から19時頃まで。見事にマジックアワーにかぶってしまうので、タクシーを使ってアクセスするなら早めの到着がオススメです。MRTを利用するならルンピニ駅で下車して徒歩10分ほど。きっとお洒落をしているでしょうから、やはりタクシーを利用するのがいいかもしれませんね。
ホテルの車寄せ。天空のバーへの短い旅がここから始まる
服装は少なくともスマートカジュアルで
お洒落といえば、「Vertigo & Moon Bar」には厳格なドレスコードはありませんが、ショートパンツやサンダル姿はやはり場所にそぐわないと言えます。正装をしていく必要はありませんが、服装はスマートカジュアルがオススメ。普段よりも少しお洒落をしてみると、天空のバーで過ごす時間がさらに楽しくなるでしょう。
まずはエレベーターで59階へ
ホテルに着いたら、フロントの右横を通り抜けてエレベーターホールへ。エクスプレス・エレベーターがあるので、それに乗れば一気に最上階まで連れて行ってくれます。
59階で降りるとレセプションがあり、スタッフに「予約していますか？」、「食事ですか？バーですか？」などと聞かれます。バーへ行きたいことを伝えると案内してくれるので、螺旋階段を使って一つ上階へ。そこはレストランの「WORLDTIGO」。ここは60階部分で、まだインドア。“Digital Dining”というプロジェクションマッピングを使用したレストランで気になるところですが、こちらのインスペクションはまたの機会に。なかなか焦らされますが、「Vertigo & Moon Bar」へ行くにはさらに一つ上階へ上がります。
けっして広くはない、“思わせぶり”な階段を上ると、ついに61階。ルーフトップバー「Vertigo & Moon Bar」へ到着。間違いなく、テンションが上昇するはずです。
ルーフトップへ出るための序章はこの螺旋階段から
ルーフトップの一つ下の階にある「WORLDTIGO」。ここでもいいや！と思ってしまうほど素敵な空間だ
さらに、この“思わせぶり”な階段を上ると、いよいよルーフトップへ
それは、まるで天空に浮かぶ船
そんな“思わせぶり”な階段を上ると、いよいよルーフトップ。空へ向かって上る階段は、なんだか不思議な感じがします。ルーフトップにはVertigoとMoon Barがあるのですが、そのスペースの多くはレストランのVertigoが占めています。お目当てのMoon Barはその先端に位置していて、一段高くなっていることもあるのでちょうど船のデッキの一番前にバーカウンターがあるイメージ。まるでバンコクの夜空に浮かぶ船に乗っているような気分に包まれることでしょう。
サンセットに向かって空を航海する船。そんなイメージがぴったり
サンセットもいいけど、月明かりも最高
サンセットを天空から味わうマジックアワーのルーフトップもいいですが、ここはMoon Barという名の通り、月が明るい夜には、月明かりの下で飲むのも乙なもの。 眼下にバンコクの街灯りを見下ろして、周りに遮るものがなく、月と対峙できる美しい世界はなんとも例えようがありません。
月明かりが、地上にはない幻想的なムードを演出する
ルーフトップは縁のテーブル席がオススメ
Moon Barのいいところは多々ありますが、テーブル席に座ってゆっくりと過ごせるのも魅力。スタンディングで飲むのもいいのですが、夜の帳に包まれながら同伴者と語らう特別な時間を過ごすことができます。また、オススメはルーフトップの縁に用意されたテーブル席。無骨な手すりがなく、透明のパーテーションだけなので、椅子に座ったままでも眼下の眺めを楽しめます。
ガラスのパーテーションが設置された店内。かなりスリリングでもある
ドリンクメニューには多彩なオリジナルカクテルも
気になるドリンクメニューですが、オリジナルカクテルの種類は多種多彩。もちろん、ビール、ワイン、ウイスキー、スピリッツ類の定番もラインナップされています。日本の高級ホテルにあるラウンジと同じくらいの価格帯です。バーテンダーが丁寧に作ったお酒を、最高の雰囲気とともに堪能してみてください。
バンコクのサンセットに乾杯
レストラン「Vertigo」は予約が必要
最上階のルーフトップは「Vertigo & Moon Bar」と呼ぶだけあって、もちろんレストランのVertigoも魅力的。この天空のスペースを多く占めているのもこのレストランの方で、開業当初から人気を博してきました。ルーフトップのレストランといえばお値段の方も標高に負けず劣らず高いのですが、Vertigoは比較的カジュアルな価格設定。それでもやはり普通のレストランよりは贅沢な値段設定です。
メニューはコースとアラカルトが用意されていて、一般的なウェスタンスタイルの料理を楽しむことができます。場所が場所ですから、ここでは景色が主役。もちろん美味しい料理を提供してくれますが、主役に華を添える存在といった感じでしょうか。なお、人気のレストランなので利用したい場合は予約がマスト。空から天使が降りてくるのを待ちながら、ゆっくりと食事を楽しみたいものです。
Moon Barの動画
| 基本情報 | |
|---|---|
| 店名 | Vertigo & Moon Bar |
| 営業時間 | 【Vertigo】18:00〜22:30 【Moon Bar】17:00〜1:00 |
| 定休日 | なし |
| 電話 | 02-679-1200 |
ルーフトップバーのロールスロイス Sirocco Sky Bar（Lebua at State Tower）
なんたって高さ世界一
バンコクのルーフトップバーの中で最も有名なのが、きっとここ、「Sirocco Sky Bar」でしょう。バンコクに初めて旅行に来て「ルーフトップバーへ行ってみよう！」ということになると、多くの人たちがここを訪れます。地上63階、標高247m！世界一高い場所にある天空のレストラン「Sirrocco」に併設されているのが「Sky Bar」。バンコクの街灯りをほのかに反射させるチャオプラヤー川を一望する夜景は、まさに100万ドルの夜景だといえます。
ハリウッド映画の舞台になってさらに有名に
元々、人気のルーフトップバーだったのですが、ハリウッド映画の「ハングオーバー2」のロケ地となったことで、人気にはさらに拍車がかかったようです。この映画はハチャメチャな内容ですが、バンコクの魅力を十二分に引き出している隠れた傑作映画。そのストーリーの中でゴージャスな天空のレストラン＆バーが出てきて、「これはどこだ！？」と思った人も多いことでしょう。
ルーフトップのムードはゴージャスな夜景に負けていない
ゴージャスかつユニークな空間デザイン
ここのアイコンとなっているのが、まるでモスクのような黄金のドーム。高層ビルの最上階にこんな巨大なドームを造ってしまうなんて、さすがバンコク。地上から上がってきた人は、まずこのドームに到着してからルーフトップへ出るのですが、ここで素晴らしい演出があります。
ドームから出ると、そこには「ドッカーン！」とバンコクの夜景が広がり、ドームの位置はフロアよりも高い場所。どこかの宮殿にあるような階段を下りてフロアへ向かいます。そのちょっとした高低差に不思議な視覚効果があり、なぜか自分が宙に浮いたような気分に。素晴らしい夜景に目を奪われて階段から足を踏み外す人が多いため、階段付近にはスタッフが配置されています。足元も確認しながら階段を下りるようにと促されるのですが、ほんとうにゴージャスかつユニークな空間に翻弄されるので注意しましょう。
アイコンになっているルーフトップのドーム
一流ジャズマンの演奏がBGM
ルーフトップバーには音楽がつきものですが、「Sirocco Sky Bar」ではジャズの生演奏がBGMとなっています。しかも、ミュージシャンが演奏しているステージが黄金ドームの横のちょっと高い場所にあり、フロアから眺めるとまるで空中ステージのようです。こんな部分にも徹底的に“非日常感”を演出することにこだわった「Sirocco Sky Bar」には、もう乾杯するしかありません。
ドームの右に見えるのがジャズを演奏するステージ
ドレスコードには“ちょっとうるさい”
「Sirocco Sky Bar」のドレスコードは、他のルーフトップバーに比べて少し厳しいです。とても厳しいということも言われていますが、ルーフトップバーにサンダルで行くのは控えましょう。
地上階の専用エレバーターには服装をチェックするスタッフがいるので、着ているものを上から下まで確認されます。男性は、タンクトップ、サンダル、ショートパンツはNGです。女性はワンピースならノースリーブもOK。サンダルも大丈夫ですが、ビーチサンダルはNGを出されることもあります。
実際、自分（男性）がふくらはぎの長さのパンツで行った際も微妙な対応だったことがあります。上に長袖のリネンシャツを着ていたのでセーフでしたが、レギュレーションに厳しいスタッフだとNGを出されたかもしれません。靴もスニーカーは避けたほうがいいでしょう。
是が非でもお洒落して出かけてみたい
座って夜景を楽しみたいならレストランのSirocco
ここも、バンヤンツリーのルーフトップと同じようにレストランとバーがルーフトップに併設されています。ただ、Sky Barの方はスタンディングなので、椅子に座ってゆっくりと天空の時間を楽しみたいなら、レストランのシロッコを選びましょう。
価格帯はどちらもルーフトップの中でも高めです。レストランにはコースとアラカルトが用意されていて、コースは最低でも5,000Bほど。バーはカクテルだと1,000Bほどから。世界で最も空に近いルーフトップバーは、お値段も高いですが、“特別な日”を楽しみましょう。
レストランを利用するなら予約が必要だ
| 基本情報 | |
|---|---|
| 店名 | Sirocco・Sky Bar |
| 営業時間 | 18:00〜1:00 |
| 定休日 | なし |
| 電話 | 02-624-9555 |
スクンビットの夜景を独り占め Cooling Tower Rooftop Bar（Carlton Hotel Bangkok Sukhumvit）
五つ星ホテルの実力炸裂
コロナ禍の真っ只中、2020年8月に開業した、ある意味偉業を成し遂げた、BTSアソーク駅とプロンポン駅のちょうど中間あたりに位置するカールトンホテル・スクンビット。その35階にあるルーフトップバーが「Cooling Tower Rooftop Bar」です。ここはシンガポール資本の五つ星ホテルでゴージャスなのはもちろん、新しいホテルらしく今時のオシャレ感がいっぱい詰まった雰囲気。ルーフトップバーは34階とそれほど高度はありませんが、スクンビット界隈の夜景を楽しむには十分。日本人居住エリアにあるので、アクセスが簡単なのも使い勝手に優れていると言えるでしょう。
とにかく、なんせスタイリッシュ！
重厚感やびっくりするような眺望を誇るルーフトップバーはもちろん素敵。この「Cooling Tower Rooftop Bar」は高さがそれほどではありませんが、そのお洒落な雰囲気がオススメの理由。ホテルそのものがコンテンポラリーというのか“今”な感じで演出されているので、とにかくスタイリッシュです。スクンビットエリアの最新アクティビティスポットとしても注目されています。
バンコクのルーフトップバー随一の洗練された内装
こじんまりとしたプライベート感が良い！
「Cooling Tower Rooftop Bar」はそれほど広くなく、他のルーフトップバーのように“景色がドッカーン”という印象はありません。ですが、ここにしかないようなこじんまりとした落ち着いた雰囲気があり、いわゆるBarらしさを求める人にはぴったりかもしれません。仕事帰りにふらっと寄って、1日の疲れをお酒で流す。そんな使い方もできそうな素敵なルーフトップバーです。
ちょうど良いスペース感に満ちている
我が街“スクンビット”の夜景がけっこう素敵
もし、コンドミニアムの高層階に住んでいるのなら、スクンビットの夜景は見慣れたもの。ですが、生活感が全くなく、コンテンポラリーなお洒落空間から眺めてみると、不思議といつものスクンビットとは一味違う夜景を感じるかもしれません。夕刻を狙えば、素敵なサンセットを眺めることもできます。
ホテルの構造上、柱が多くて完全なオープントップトップではなく、柱がそのまま天井になって、その柱を支えに可動式の天井が開閉される仕組み。開放感は若干スポイルされますが、その代わりに急なスコールが来たとしても大切な時間をぶち壊されることはありません。
マジックアワーを堪能するなら南側の席を
眺めの良い席は、スクンビット通りに面した南側と西側。ここからだと“我が街・スクンビット”の美しい夕日を拝むことができます。「一番のオススメはどこ？」と聞かれたら、きっと南側の席。常に予約でいっぱいだと聞きますから、ここを陣取るなら早めの予約が必要です。マジックアワーは、ルーフトップバーを楽しむ上で最もプライオリティが上位の時間帯。とにかく早めの予約で！
サンセットを堪能するなら南側の席を予約
食事はカジュアルなメニューが中心
「Cooling Tower Rooftop Bar」の食事メニューは、カジュアルなものが中心になっていて選びやすいと言えます。品数もそれほど多くはありませんが、さすが五つ星ホテル。トルティーヤのようなおつまみ一つをとってみても手抜きがなく、お酒のお供としては大合格です。
カジュアルなメニューはどれも美味しい
プロモーションをチェックしてから出かけよう
ここは五つ星ホテルのルーフトップバーですが、プロモーションが用意されています。17：30〜19：30の間はハッピーアワーで、ドリンク（銘柄指定あり）を1杯オーダーすると、もう1杯サービス。また、水曜日はレディースナイトとなっていて、ドリンク（銘柄指定あり）が一律200B！お酒が好きな女性は、水曜日を狙ってみるのもいいかもしれません。
※プロモーションは変更する場合があるので要確認
| 基本情報 | |
|---|---|
| 店名 | Cooling Tower Rooftop Bar |
| 営業時間 | 17:00〜24:00 |
| 定休日 | なし |
| 電話 | 02-090-7888 |
【番外編】 ここって意外と穴場かも
1826 MIXOLOGY Rooftop Bar（REMBRANDT HOTEL & SUITES BANGKOK）
古き良きバンコクを感じるルーフトップ
レンブラントといえば、スクンビット・ソイ18に位置する歴史あるホテル。BTSアソーク駅からは徒歩5分ほど。バンコクが長い人や通い慣れた人なら、きっと知っているホテルでしょう。食事が美味しいことは割と知られているのですが、ルーフトップバーの存在はそれほど知られていないようです。
不思議な店名からして気を引く
レンブラントホテルの最上階である26階にあるのが「1826 MIXOLOGY Rooftop Bar」。なんだか不思議な名前ですが、これは「ソイ18の26階」ということを表した数字だそうです。そしてMIXOLOGYとは、フュージョン料理の流儀を取り入れて、フルーツや野菜などのフレッシュ素材を使い、スピリッツなどとミックスさせたカクテル作りのこと。そのため、ここで出すカクテルには他では出されないような、珍しいものがあります。
オープントップでこそないが、大きな窓とテラス風の作りで、程よい開放感がある
名物のトゥクトゥク・カクテル。バンコクで最初にトゥクトゥク送迎サービスを始めたのはこのホテルだという
スクンビットの夕陽を独占しよう
今の時代、スクンビット界隈ではけっして背の高い建物ではありませんが、ルーフトップであることは変わりありません。周りの高層ビルに囲まれて、ロケーションには期待できないんじゃない？という声は聞こえてきそうですが、そんなことはないでしょう。街や他のビルを見下ろすような眺望こそありませんが、周りの建物から離れていることもあり、景色の抜けが抜群。ルーフトップバーの定番であるマジックアワーの楽しみも、もちろん用意されています。西側のテーブルに陣取れば、そこからはビルの谷間に沈むサンセットが！茜色に染まっていくバンコクの空を感じながら、古き良き時代に思いをはせるのもいいものです。
バンコクのビルの谷間に落ちていく夕陽を独占
| 基本情報 | |
|---|---|
| 店名 | 1826 MIXOLOGY Rooftop Bar |
| 営業時間 | 17:00〜24:00 |
| 定休日 | なし |
| 電話 | 02-261-7050 |
