日本と何がちがうの?
タイの水事情&家庭用水【タイ・バンコク】

タイの水道水事情

タイの水道水は飲めない

タイの浄水場は日本の浄水技術を採用しているので高い水質を保っています。では、なぜタイの水道水は飲むことができないのでしょうか。その原因はタイの水道インフラに問題があるからです。水を送るための水道管やコンドミニアム等に設置されている貯水槽(受水槽)の老朽化により、サビや汚れ、バクテリアといった不純物や細菌が混入してしまうため、水道水を飲むことができません。洗顔や食器洗い、シャワーなどに使う分には問題ありませんが、飲用するのは止めましょう。

タイの水道水は「硬水」

タイの水道水は「硬水」です。シャワーを浴びると髪がきしんだり、肌が突っ張ったり、洗濯物が黄ばんだり、仕上がりがごわついたりするのも硬水が原因のひとつとされています。

日本の水道水との比較

タイの水と日本の水では、日本の水は「軟水」ということが一番の大きな違い。日本の場合、水道水は水道法に基づく水質基準に適合することが求められており、水質基準は飲用し続けても健康上問題がないよう厳しく定められています。そのため、水道水を飲んでも体に害はありません。また、上下水道が完全に整備されている国でも、水道水は基本的に飲用できない国が多いなか、日本のように「水道水がそのまま飲める国」はとてもめずらしいことなのです。

ここが日本とちがうタイの水事情

タイの飲食店は水が有料

©Pixabay

タイの飲食店では基本的に水は有料です。注文するとペットボトルの水や瓶に入った水が出されます。店によっては水の持ち込みができる場合もありますが、持ち込み可能かどうか事前に確認しましょう。

トイレットペーパーは流せない

タイのトイレは水圧の弱さや排水管の細さなどの理由から、トイレットペーパーを流すことができません。少量であれば問題ありませんが、大量に流してしまうと紙が詰まって流れなくなってしまいます。以前に比べると少しは改善されたようですが、現在も飲食店や商業施設、ホテルや空港などにゴミ箱が備え付けられています。使用済みのトイレットペーパーはゴミ箱に捨てましょう。

タイで使う!家庭用水4選

タイでは水道水の代わりに次の4つの水を主に使うことが多いです。それぞれ自分の生活スタイルにあった水を探しましょう。

※家庭用水とは、各家庭で使用される水。飲料水のほか調理、洗濯、掃除、風呂、トイレなどに使用される水を含む。

ペットボトル飲料水

コンビニやスーパー、ネットなどから簡単&安価に買えるのがペットボトル飲料水。水の種類やサイズなどもさまざまなので好みの水を買いましょう。

メリット:どこでも買える・種類やサイズが豊富
デメリット:飲み水、料理、歯磨き用など日々大量に消費するので購入頻度が多い

浄水器

浄水器は水道管から出てくる水を、ろ過装置を通して不純物を取り除き、純水に近い安全な状態で飲料水を生成する装置。キッチン、シャワーヘッド、洗濯機などに設置可能です。

メリット:自宅の水道水が使えるのでコストを抑えられる・ボトルゴミが減る
デメリット:設置場所が必要、定期的な手入れが必要

ウォーターサーバー

自宅にサーバーを設置するだけで、あとは契約業者がカートリッジタイプのウォーターボトルを定期的に届けてくれます。飲み水から料理まで多様に使うことができます。

メリット:常に冷水・温水を使うことができる
デメリット:サーバー設置の初期費用と、毎月維持費などのコストがかかる

宅配飲料水

©sprinkle-th.com

大容量のボトルウォーターを宅配してくれるサービス。ペットボトルの水に比べて大容量なのですぐに水がなくなる心配もありません。

メリット:大容量なので買い足しする必要がない
デメリット:専用のウォーターサーバーが必要な場合もあるのでその分コストがかかる


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