バンコクの洗濯事情 – 2021

日本と生活環境が異なるタイでは、 気候、住宅事情、水道の水質などと、洗濯を取り巻く環境にも違いがあるもの。また、最近は大型コインランドリーなども増えてきて、上手に利用すれば便利な存在になりそうです。そこでバンコク生活にまつわる“洗濯事情の今”をお届けします。

洗濯事情!
日本とバンコクの主な相違点とは…

 

物干しスペースが少ない!

バンコクのコンドミニアムには、日本のマンションのような大きなベランダがない場合も。ということは洗濯物をふんだんに干すにはスペースが足りないということ。特に子どもがいる家庭などでは悩みの種の一つかもしれません。
 

外気のPM2.5 などが気になる!

日本でも花粉のシーズンになると洗濯に支障をきたしますが、バンコクの場合はPM2.5(小粒子状物質)による大気汚染が、気になるところです。
 

洗濯に適さない水質!

日本の水道はきれいで柔らかい軟水。一方、バンコクの水道は洗濯に不向きとされる硬水。泡が立ちにくい、白物が黄ばみやすいなどの問題点があります。

自分の住まいでお洗濯

 
まずは自分の住まいでの洗濯。特にお子様のいるご家庭などでは洗濯ものの量も多くなるでしょうから、やはり住まいでの洗濯回数も増えてくるものです。
 
そんな洗濯に必要なのは当然のことながら洗濯機。洗濯機が備え付けになっているコンドミニアムならそれを使うことになります。備え付けの場合は、入居する前の内見などで洗濯機の有無や設置場所などを確認しておくことがオススメ。単身者にとって便利なサービスアパートメントなどでは、洗濯機をシステムキッチンに組み込んでいる場合もあるので、自分で使い勝手を確かめたいものです。また、洗濯物をどこに干せるのかも確認。物干しスペースがなければ乾燥機が必要となります。

 

システムキッチンに組み込まれたビルトイン型の洗濯機

 

便利なランドリースペース

 

コンドミニアムやサービスアパートメントには、洗濯機を設置したランドリースペースがあるところも。例えば単身者の人で、部屋に洗濯機がない、基本はクリーニングに出すがたまに自分でも洗濯したい、などという場合に便利です。たいがいの場合、コイン式で動くものが設置してあり、1回の洗濯料金は40Bくらいが目安。洗剤は自分で用意しておく方がいいかもしれません。(洗剤の自動販売機が設置されている場合もあります)
 

洗濯サービスを利用できるコンドやアパートも

 
コンドミニアムやアパートによっては敷地内にランドリーショップ(洗濯屋さん)が入っている物件もあります。また、ローカルのランドリーショップと契約していて、電話1本で取りに来てくれ、仕上がったら届けてくれる便利なサービスを行っているところも。中には靴下や下着の洗濯を扱ってくれる店もあるので、特に単身者には便利かもしれません。
 
また、クリーニングの料金体系には日本にはない「数量契約」という設定がある店も。
 

数量契約料金の一例

【洗濯機洗い+乾燥+アイロンがけ】 50点まで 750B
【手洗い乾燥+アイロンがけ】 50点まで 850B
【洗濯機洗いのみ】 50点まで 550B
 

単品洗い料金の一例

【タオル類】 20B
【ワイシャツ】 30B
【シーツ類】 50B
【スーツ上下】 200B

アパート1階にあるローカルのランドリーショップ

 

大物洗いもできるコインランドリー

 

最近、バンコクの街中でコインランドリーが増えています。
 
中には駐車場を完備していて、車で乗りつけて洗濯を済ませることができる便利な店舗も。最近の店舗なら、洗濯機も大型のドラムタイプを設置しているので、シーツなどの大物洗いも可能。また乾燥機も設置している店舗がほとんどなので、洗濯物を乾燥までワンストップで完結させることができます。機材そのものが新しく清潔なイメージなのも嬉しい限りですね。
 
【料金の目安】9kg=40B、14kg=60B、27kg=100B
 

洗剤や柔軟仕上げ剤を自動販売機で購入可能。フリーWiFiがあるのも今時の店舗ならでは

 

コインへの両替機が設置されていて便利。何かトラブル等があった場合の連絡先も表示されています

 

大型の乾燥機がずらりと並んでいます

 

乾燥機の使い方も表示されています。英語表記もあるのでわかりやすい

 

クリーニング店を便利に使う

 

もちろん、バンコクにはクリーニング店があります。スーツなどのウール素材を使った服や、大切なおしゃれ着は、やはりプロのクリーング店に頼みたいもの。
 
特にドライクリーニングは家ではできないので、お気に入りの店を確認しておくといいかもしれません。
 
ローカルのクリーニング店の多くは店頭にもタイ語表記しかないために、使うのがちょっと、と思う人も多いはず。そこで便利&安心なのが日系のクリーニング店。店頭の表記や受け渡し方法なども日本で慣れ親しんだものとほぼ同じなので、注文しやすいという利点があります。また、シャツのプレスをはじめとしたアイロンがけの技術も、日系クリーニング店のクオリティに軍配が上がります。もちろん、受け取りと配達もOK。在タイ日本人の洗濯ライフの強い味方だと言えるでしょう。


Parrots

 

タイの洗濯ミニ知識

洗濯用洗剤
น้ำยาซักผ้า(ナムヤー・サッパー)

日本と同じで粉状のものと液体状のものがあります。スーパーやドラッグストア、そしてコンビニでは多くの種類を扱っていますが、注意点は洗濯機の種類によって使用できる洗剤が異なるということ。
 
洗剤のパッケージに使用できる洗濯機のイラスト(上蓋タイプかドラムタイプか)が描かれているので、それで確認してから購入することがオススメです。洗濯機のタイプに合った洗剤を使わないと洗濯機が壊れる場合もあるので注意してください。そういった事情からもコインランドリーを利用する場合は、コインランドリーで売っているものを使用するほうが確かです。
 

これは上蓋タイプにもドラムタイプにも使える洗剤

 

柔軟仕上げ剤
น้ำยาปรับผ้านุ่ม(ナムヤー・プラッパーヌム)

柔軟剤も豊富な種類があり、香りの違いによってたくさんの種類が店頭に並んでいます。値段の幅もだいぶあり、ある程度の値段のものを選ぶのが良いかもしれません。仕上がりはもちろん、上質な香りがします。
 

柔軟仕上げ剤はできれば香りを確かめて選びたい

 

おしゃれ着用洗剤

日本では当たり前に売っているおしゃれ着用洗剤。ところがタイではあまり普及しておらず、店頭に置いてあったとしても輸入品が多く、少々値が張ります。

 

漂白剤
สารฟอกขาว(サーンフォー・カーオ)

白物専用と色物専用の漂白剤が販売されています。タイ語表記しかない製品が多いので、見分け方の一つとして白いパッケージのものは白い生地専用、カラフルなパッケージのものが色物用の漂白剤なので選び方の目安にしてください。
 

白いパッケージが白物用、黄色いパッケージが色物用

 

アイロン用シワ取りスプレー
สเปรย์กำจัดรอยยับ(スプレー・カムジャッ・ロイヤッ)

タイにも多くの製品が販売されています。しかも日本に比べるととても安価なのが嬉しいです。アイロン用シワ取りスプレーは、パッケージにアイロンのイラストが描かれていることが多いので、それを目印にしてみてください。
 

アイロンのイラストが描かれているパッケージが多いので選びやすい

 

洗濯とタイの水について

 

泡立ち少ない傾向が

洗濯に使う水についてです。ほとんどの場合、水道水を使うわけですが、ここには日本と少し異なる事情があります。というのも、日本の水道水が軟水であるのに対してタイの水道水は硬水。ヨーロッパほどの硬度ではありませんが硬水であることは確かです。
そんな硬水は洗濯の際に軟水に比べて泡立ちが少ないということがあります。ですから使用する洗剤もタイのこうした環境に合わせたタイ製のものを選んだほうがいいかもしれません。また、硬水は洗濯を重ねるうちに白い生地が黄ばんでくることもあります。これも硬水の特徴なので気をつけてください。
 

タイの水道水を洗濯にも適した軟水に

硬水であるタイの水道水を日本のような軟水に変える。それを可能にするのが浄水器や軟水器です。軟水は洗濯に適しているのはもちろん、肌触りが柔らかいのでシャワーにもいいとされています。バンコクにはそんな機器をレンタルしている会社もあるので確認してみてください。
 

軟水を使用したクリーニング

洗濯に使用する水を軟水化するのが理想的な洗濯。そこで、クリーニング工場で使用する水道水をすべて軟水にしている会社もあります。仕上がりへのこだわりは使用する水の違いからも。確かに安心で信頼できそうですね。

日系のクリーニング、家庭用軟水器

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