タイでスーツを愉しむ! 2021決定版

ビジネスパーソンの必需品「スーツ」。その普遍的なスタイルからあまり流行にも左右されず、自分の体型さえ変わらなければワードローブにあるものをずっと着続けられる。
 
そう思ってしまうのも確かですが、じつはスーツにもちゃんとトレンドがあります。着こなしひとつで見え方が変わる服装の代表的な存在と言ってもいいかもしれません。生地やデザインでもちろん見栄えは変わりますが、自分の体型に合ったものを選ばないと、同じスーツでもまるで別物になってしまいます。
 
さて、年間を通じて気温が高いタイでは、ビジネスシーンもカジュアルな装いとなりがち。そこをあえてスーツでお洒落してみるのも酔狂なもの。たまにはスーツを着て、気分を変えて仕事に臨むのもいいものです。
 
そこで、タイに暮らしている働くビジネスパーソンはスーツをどこで、どうやって選べばいいのか。「タイで着こなすスーツ」の愉しみ方を覗いてみましょう。

 
 

変化を続けるスーツのトレンド

ジャケットとパンツの組み合わせという普遍的とも言えるスーツの構成。あまり流行とは関係ないのではと思われがちですが、じつは時代によってデザインやディテールが変化しています。
 

バブル期の80年代

日本はもちろん、世界中が好景気に沸いた80年代。バブル期と呼ばれる当時に流行ったのは「ビッグシルエット」に代表されるルーズな着こなしです。ジャケットにはしっかりとした肩パットが入り、ショルダーラインを強調。ゆったりとしたダブルのジャケットも流行りました。
 
また、パンツは股上が深く、ツータックが主流。ウールにシルクを混ぜた贅沢な生地を使ったスーツも多く、時代の雰囲気を反映させた装いだと言えるでしょう。
 

80年代にはダブルやゆったりとしたシルエットが流行った

 
 

DCブランドが衰退した90年代

そして、バブルが壊滅したのが90年代。80年代に一斉を風靡したDCブランド(デザイナーズブランド)は衰退し始め、まるでステージ衣装のような奇抜なデザインの服が影をひそめるようになったのもこの頃です。
 
スーツも90年代は奇抜なデザインが少なくなり、「イタリアンクラシコ」などの王道とも言えるスタイルが台頭してきました。
 

90年代には「イタリアンクラシコ」など伝統的なスーツスタイルが戻ってきた

 
 

モードスタイルへと変化した2000年代

世界がミレニアムを迎えた2000年代に入ると、スーツのトレンドも大きく動き始めました。現在のスーツスタイルにも通じる細身のシルエットが登場したのはこの頃。「モードスタイル」と呼ばれ、肩幅もタイトにして全体的にぴったりとした印象を醸し出しました。
 
サイズ感そのものが変化し、店頭に並ぶ服も80年代のMサイズが、2000年代ではLサイズに相当するようなイメージです。
 

現代のトレンドに通じる「モードスタイル」は2000年代初頭に登場

 
 

新感覚スーツが登場した2020年

そして2020年、シルエットは「モードスタイル」を踏襲した細身のシルエットが主流。そこに新しい素材を使い、より進化したスーツが登場し始めました。
 
ストレッチ感のあるスポーツ素材ではウールのようなテクスチャーに仕上げ、家でも洗濯できてノーアイロン。スーツとしての装いをクリアしながら、スーツそのものをより身近な存在に引き上げた「新感覚スーツ」が注目されています。
 

まるでカーディガン感覚で羽織れる「新感覚スーツ」

 
 

南国ならではの着こなしも

日本でも夏の間は「クールビズ」が浸透してきて、ビジネスの際の装いも昔と比べて変化してきました。南国タイは年間を通じて、日本で言うところの“夏”。ですから、“夏のビジネスファッションの先進国”と言えるかもしれません。そんな南国ならではの、着こなしポイントを簡単に紹介します。

 

ジャケットは羽織る感覚でもOK

オフィスワークの際の服装は、ここタイではシャツ&パンツのみの“ノージャケット”でも問題なしのシチュエーションが多いと言えます。ただ、顧客とのミーティングなど、少しかしこまった席でさっとジャケットを羽織るのも素敵です。
 
上下お揃いのスーツにこだわることなく、新素材やニットを採用したりした気軽に羽織れるカジュアルジャケットを用意しておくのもオススメ。
 

シワになりにくい素材のジャケットならどんなシーンにでも持って行きやすい

 
 

ノーネクタイを意識したコーディネートを

南国のビジネスファッションでは、その気候からも必然的にノーネクタイのケースが多くなります。そこで、ネクタイをしなくてもオシャレ感を醸し出せるコーディネートを心がけるのがポイント。シャツの襟の形や柄、そしてパンツとの色合わせなどアイテムを揃えていくと、装いの幅が広がるだけでなくオシャレが楽しくなるでしょう。
 
また、ノータイで着るシャツのポイントはやはり首元のデザイン。ボタンダウンかカッタウェイから選べば、襟がしっかりと立ち、すっきりとした印象になります。
 

好きな色や柄を中心に数枚用意しておくと着回しが楽しくなる

 
 

冷房の効きすぎたオフィスではベスト着用も

ビジネスファッションでベストというと、どうしてもスリーピース用のベストを連想してしまします。少し改まったイメージがあるベストですが、普段のシャツ姿に合わせてみると、意外とオシャレ感が増します。
 
また、タイのオフィスは冷房が効きすぎていることが多いので、そんな場合にもベストを着てみるのもいいもの。ジャケットの代わりにもなるので、便利なアイテムだと言えるでしょう。ベストを選ぶ際には大きすぎないものを選ぶこと。また、濃い目の色を着た方がスマートな印象を与えます。
 

ジャケットなしでもオシャレ度をアップできるのがベスト

 
 

タイでも映える女性のスーツ姿

女性のスーツ姿は、男性以上にキリッと見えることがあります。タイではスーツを着ている女性をあまり見かけませんが、レディーススーツを扱っているショップをあまり見かけないというのもその一因かもしれません。
 
でも、バンコクには女性のためのスーツを販売しているショップがあります。トレンドはもちろん、きちんと機能性を考慮したスタイリッシュな一着を手に入れられる。それが日系のショップなら、サイズ展開もきめ細かく揃っています。
 
新素材を使用するなど、涼しく心地よく着こなせる工夫がなされた一着。ビジネスシーンで頑張る女性にも、タイで映えるようなスーツ姿を楽しんでほしい。メーカーのそんな気持ちが詰まった女性用スーツにも注目です。
 

女性らしさをと躍動感両立させた新素材スーツ

 
 

バンコクは東南アジアきっての
ファッショントレンドタウン

在タイ日本人の多くが暮らすバンコク。この街は言わずもがな、東南アジアの都市を代表するファッショントレンドタウン。特に中心部のスクンビットには、ローカルのブランドはもとより、ハイブランドからスーパーブランドまでが店を並べてしのぎを削っています。特にファストファッションの店舗は近年急増中。
 
では、スーツをどこで購入したらいいのかとなると、少しハードルが高くなるでしょう。ショッピングセンターやデパート内のショップを見渡すとカジュアルファッションは充実しているものの、スーツを置いている店をなかなか見かけません。
 
そこでフォーカスしたいのが、スーツを得意とする専門店。「え、そんな店があるの?」と思う人もいるかもしれませんが、バンコクにも日系のスーツファッション専門店や、オーセンティックなオーダースーツのテーラーショップがあります。
 
自分の嗜好や目的に合わせて店を選ぶ楽しさに加え、タイの気候に合ったスーツやその着こなしなども伝授してくれるのは、ローカルにある店の強み。ファッショントレンドタウンであるバンコクで展開している店なので、そのセンスにも期待してしまいます。

 
 

信頼の日本クオリティをタイで着こなす

 

日本にいるのと同じ感覚でスーツを選ぶ

多くの在タイ日本人が感じていることかもしれませんが、スーツのみならずタイでは服選びの勝手が日本と少し異なること。サイズ表示などが日本と違うこともありますが、店のスタッフに質問したくても言葉が通じない場面というのがけっこうあります。
 
そこでオススメしたいのが、日本と同じ感覚でスーツやシャツなどのアイテムも選べる日系ショップ。商品のディスプレイも日本人が慣れたスタイルで、サイズ表記も日本で接してきたものと同じなため、ストレスなく服選びに集中できます。
 
また、なんといっても確かな縫製チェックなどをクリアしている「信頼の日本クオリティ」なので、安心して購入することができるでしょう。
 

きちんとコーディネートされたマネキンが置かれた日系ショップ

 
 

選ぶ楽しみを提供してくれるホスピタリティ

日本のショップだと、スタッフが親身になったアドバイスをしてくれるのはほぼ“標準仕様”。ところがタイだと言語がわからないということもありますが、なかなか的を得た助言をもらうことができないものです。
 
ところが日系ショップだと、スタッフが日本人に慣れていて、きちんと教育されていることもあり、日本で服を見立てているのと似たような感覚で買い物ができます。また、日本人スタッフに相談すれば的確なフォローがあり、何でも質問できるというもの。スーツはもちろん、それに合わせたシャツのコーディネートなど、スタッフに相談したいことはけっこうあるものです。やはり、選ぶ楽しみを提供してくれるホスピタリティは重要です。
 

フィッティングの際にも気が利いたアドバイス

 
 

オーダースーツのように合わせられる充実のサイズ設定

スーツはサイズ合わせの良し悪しによって、見た目が大きく変わるのはもちろん、着心地や着こなしにも違いが出てきます。その点、日系のショップは細かなサイズ設定を用意していることが多く、サイズ感も日本と同じなので選びやすいと言えるでしょう。
 
また、フィッティングのプロがいるので、サイズ合わせも的確で安心。着こなしのアドバイスや、シャツをはじめとした小物のアレンジ方法など、オシャレに関する全般的なコーディネートをワンストップで任せることができるはずです。
 
「スーツはオーダーメイド!」と決めていた人も、一度日系ショップを覗いてみてください。袖丈などのディテールも調整してくれるので、ほぼオーダー感覚で自分らしい一着を手に入れることができるでしょう。
 

体型にジャストフィットさせるプロの目利きが光る

 

コツがいるとされる裾丈も日系ショップなら安心

 
 

バンコクでオーダースーツという選択肢

 

老舗から英国風テーラーまでが充実

「やっぱりオーダースーツを作りたい!」という人には、バンコクはうってつけの場所。スクンビットエリアにはオーダースーツを作ってくる老舗のテーラーがいくつかあります。中には外交官御用達、本場の英国生地で仕立ててくれる店など、バラエティも充実しています。
 
また、オーダー価格が日本に比べて比較的安価なのが嬉しいところです。そして、採寸から仕上がりまでの期間が短い店が多いので、サクッとオーダーしてみたい方にもオススメだと言えるでしょう。
 
そんなテーラーでは「好きな生地を選んで、好きな襟のスタイルを決めて、体にぴったりの一枚を作る」といったオーダーの世界を、手軽に利用できるのもここバンコクならでは。
 

生地を選び採寸。裏地やボタンも好みのものでオーダーできる

 

イニシャルやネームを入れられる

 
 

自分スタイルをタイで楽しむ! 日本クオリティのビジネスファッションなら

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