タイ・バンコクのペット可物件まとめ

日本からペットを連れていく場合、渡航前にタイ国内の不動産会社に問い合わせて、あらかじめ住居を契約しておく必要があります。現地到着後すぐに新生活を始められるように、細やかなサポートをしてくれる日本語対応の会社や日系の不動産会社を選ぶとより安心できるでしょう。

在タイ日本人が多く住むスクンビットエリアには、「アパート」「サービスアパート」「コンドミニアム」といった集合住宅が点在していますが、「ペットが飼える物件」は限られています。人気物件の場合、空室待ちも珍しくないので赴任・移住が決まったら早めに不動産会社へ相談しましょう。また「ペット可」の物件であっても、実際には「犬は小型・中型犬のみ」「猫は不可」など物件ごとにルールを設けている場合があります。入居後のトラブルを避けるためにも、事前に不動産会社にペットの情報を伝え、家主側に確認してもらってください。

「ペット可物件」のチェックポイント


入居可能なペットの種類とサイズ

ひと口に「ペット可物件」といっても、ペットの種類(犬や猫)や大きさ(体重)により入居できる条件はさまざま。犬の場合、小型犬〜中型犬までを許可している物件がほとんどですが、最近では大型犬の飼育が可能な物件も増えてきています。

また、小鳥やハムスターなどカゴに入れて飼育するペットでもオーナーや物件によって許可されないケースも。いずれにしても、ペットを連れて行く場合は、事前にオーナーや不動産会社に確認しましょう。


飼育ルール

ペット可物件であっても「エレベーターなどの共用スペースを歩かせてはいけない」「部屋(自室)以外はリードの着用が必須」「ペットを飼える部屋やフロアが限定されている」など、物件の飼育ルールも事前に確認しておく必要があります。

たとえ「ペット可物件」であっても、他の入居者やオーナー等に迷惑がかからないように、最低限のマナーは守るようにしましょう。


散歩や運動ができるかを考慮する

猫や小型犬の場合は屋内飼いでもそれほどストレスを感じないと言われますが、中型犬以上となると散歩が必須となります。ですが日本人が多く住む居住エリアでは、散歩ができる場所や自由に遊べる場所が限られているのが現状です。そこで住まいのエリアが散歩に適している場所かどうか(広い歩道の有無、野良犬がいないかなど)を不動産会社に相談しておきましょう。

最近のペットブームのためか、バンコク都内でもペットの散歩を受け入れる公園が少しずつ増えている傾向にあるようです。ですがペットの散歩ができる公園へ行くには、車で移動しなくてはいけないところが多いでしょう。スクンビットの中心地ではドッグランを備えた施設もあるので、ペットを受け入れる前にあらかじめ調べておくといいかもしれません。

犬同伴エリアを開設したベンチャキティ森林公園

©タイ国政府観光庁

アソークエリアの南に位置するベンチャキティ森林公園内に犬同伴可能なエリアが開設。無料で利用できますが、入場前に以下のフォームあるいはLINE(@701uemys)に犬の情報を登録する必要があります。



ベンチャキティ森林公園
営業時間

5:00〜21:00

所在地 Ratchadaphisek Rd, Khlong Toei

その他のバンコク近郊の犬を同伴できる公園施設





動物病院の場所を確認

日本とは異なる気候や新しい生活環境の中で、ペットが体調を崩してしまうケースも珍しくありません。いざという時に頼れる動物病院が近くにあるか、どこにあるのかを事前に調べておきましょう。また、すでにペットを飼っている人に聞いておくと心強いでしょう。スクンビット界隈には英語・日本語対応や24時間診察可能な動物病院がいくつかあり、トリミングやしつけ相談などを対応しているところもあります。

日本語で対応してくれるスクンビット界隈の動物病院




ペット同伴で利用できる施設を確認

バンコク都内にはデパートやショッピングモールもたくさんありますが、ペットと同伴で入れないところがほとんどです。ですがいくつかの施設はペットの同伴ができるので、ペットと一緒でも気兼ねなく買い物を楽しめます。
スクンビットエリアでペットと一緒に歩けるショッピングモールは、K-Village(ソイ26)、レインヒル(ソイ47)、J-Avenue(ソイ55)、パークレーン(ソイ63)などです。

ソイ49にあるドッグカフェ「HUNGRY PACK」にはドッグランや犬用のプールなどが併設されており、ランスアン通りにあるホテル「KINPTON MAA-LAI BANGKOK」はペット同伴可能なホテルとして多くの愛犬家が訪れています。
ハイパーマーケットの「Lotus’s(ロータス)」は店舗のスマートコミュニティセンター化計画の一環として、2023年から全国の100店舗でペット同伴可能制度を導入しました。バンコク都内では「パタナカーン店・ラムイントラ店・ラートクラバン店・ラップラオ店」などが対象です。同伴可能な店舗には「PET FREINDLY」の掲示があります。


ペットに対するデポジットと退去時の補修費

ペットと暮らす場合、室内の床や壁、家具などのダメージはどうしても避けられないもの。
修繕費用は入居時に支払うデポジット(ペットに対するデポジットやクリーニング費用等)でまかなわれ、差額が退去時に返金・請求されます。

その際に注意が必要なのは補償額の金額設定です。
この金額が設定されていない場合、退去時の原状回復に高額な費用が請求されるなどトラブルになる可能性もあるので、契約内容をよく確認しておく必要があります。
また、「ペット可物件」では通常よりもデポジットが高めに設定されていることがほとんどです。



スクンビットエリアのペット可物件リスト

このところペット同伴可の賃貸物件を探している人が増えているようです。そんな傾向に対応するためペット可物件も増えていますが、ペットと言っても「大型犬・小型犬・猫」など様々。小型犬はOKでも猫はNGという物件や、逆に猫ならOKという物件もあります。そこでバンコク近郊にあるペットと一緒に暮らせる物件の一部を紹介するので、参考にしてみてください。
(ペットOKであってもうるさく吠えたり、凶暴な犬はNGというケースがあります。ペット可物件でも事前に不動産会社や家主側へ相談しましょう。)


GM SERVICED APARTMENT


サービスアパートとしては珍しいペット可物件で、猫、小型〜大型犬の飼育が可能。部屋は1BR(45〜56㎡)、2BR(95〜111㎡)、3BR(182〜278㎡)の3タイプで、シンプルな内装が評判。プールやジャグジー、フィットネスジム、ヨガルーム、キッズスペースなどファシリティも充実。共有スペースや敷地内もペット同伴可です。


GRAND MERCURE BANGKOK ASOKE RESIDENCE


BTSアソーク駅から徒歩圏内にあるサービスアパート。部屋は2BR(155㎡)、3BR(220㎡)の2タイプ。全室バルコニー付きで、バスルームはシャワーブースとバスタブを完備。ペットは猫のほか、小型〜大型犬の飼育も可。アソーク駅までのシャトルサービスも。


MARRIOTT EXECUTIVE APARTMENTS SATHORN VISTA


五つ星ホテルを展開するマリオットグループの高級レジデンス。部屋は1BR(65〜75㎡)、2BR(100㎡)、3BR(130〜165㎡)の3タイプで、館内にはレストランも完備。ペットは猫と小型犬の飼育が可能です。


OAKWOOD SUITES BANGKOK


BTSプロンポン駅から徒歩すぐの便利なロケーション。部屋タイプはSTUDIO(45㎡)、1BR(40〜60㎡)、2BR(85㎡)の3タイプで、朝食やルームサービス、ランドリーサービスなどオプションも充実。ペットは小型犬と猫のみ飼育可能です。(1匹につき10kg以下、2匹の場合合計体重15kg以下、入居時にペットデポジット15,000B・クリーニング費用の支払いあり)。


THE RESIDENCE @61


BTSエカマイ駅から徒歩圏内にあるサービスアパート。部屋はSTUDIO(38㎡)、1BR(52〜92㎡)、2BR(72㎡)の3タイプがあり、単身者やファミリーに人気。プール、サウナ、フィットネスジム、キッズルームやゴルフシミュレーターなど館内ファシリティも充実。ペットは猫・小型犬のみ飼うことができます。


まだある! 人気のペット可物件

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