BTS(高架鉄道)
BTSの路線について
シーロムライン
ナショナルスタジアム駅〜バンワー駅間を結び、中心部から南へと延びる路線です。
途中のサパーンタクシン駅では定期船「チャオプラヤー・エクスプレス・ボート」が発着するサトーン船着場と、サラデーン駅ではMRTシーロム駅に接続しています。
また、チョンノンシー駅からはBRT(バス高速輸送システム)への乗り換えが可能です。
スクンビットライン
アソーク、プロンポン、トンロー、エカマイといった在タイ日本人が多く暮らすスクンビットエリアを網羅する路線です。南東から北へと延び、2020年12月にバンコク郊外に向けた7駅が新しく開業し、クーコット駅までつながりました。パヤタイ駅でARL(エアポート・レールリンク)に、アソーク駅とモーチット駅、ハーイェーク・ラップラオ駅でMRTに接続しています。
ゴールドライン
BTS「シーロムライン」のクルントンブリー駅と接続し、チャオプラヤー川西岸のチャルーンナコン通りを走行するタイ初の自動運転モノレールです。 チャルーンナコン駅はサイアム高島屋やICONSIAMへアプローチするのに便利。
BTSのチケットの種類
シングルジャーニー
駅の自動販売機、または窓口で購入できる当日用のチケットです。
「シーロムライン」のバンワー駅〜ナショナルスタジアム駅と、「スクンビットライン」のクーコット駅〜ケーハ駅間を、16〜59Bの運賃で乗車できます。
2021年9月10日現在、「スクビットライン」サムローン駅〜ケーハ駅、モーチット駅〜クーコット駅の運賃は無料です。
※運賃は公式サイトで確認できます:https://www.bts.co.th/eng/routemap.html
ワンデイ
子ども料金
身長90cm以下の子どもは無料。身長91cm以上の子どもは大人と同じ料金になります(学生用のラビットカードを除く)。駅構内にある身長の目安表でチェックしてください。
便利なBTSスマホアプリ
BTS・MRTを利用する際のポイントと注意
乗車券はコインで購入するのが便利
BTSの自動販売機で1回券を購入する場合、ほとんど硬貨しか使用できません。一部のタッチパネル式販売機では1、2、5、10の硬貨と20、50、100、500B紙幣が使用できます。また、銀行のモバイルアプリなどを通してQRコードをスキャンして支払うことも可能です。窓口では購入と両替も対応してくれます。 MRTは自動販売機で100Bまでの紙幣が使用でき、おつりは全部紙幣ではなく硬貨のみとなるので、高額の紙幣を使う場合は注意してください。窓口ではBTS同様に購入と両替も可能です。 なお、2022年3月時点では、BTSとMRTで相互利用できるプリペイドカードはありません。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止に応じる対策が継続されています。車内ではマスクの着用が推奨されており、電車に乗る際はマスクを着用することが望ましいです。
公衆トイレの有無
BTS・MRT各駅の構内には乗客用の公衆トイレが設置されていないので、乗車前に済ませましょう(MRTパープルライン各駅を除く)。 ただし、従業員用を借りられる場合もあるので、困ったときは窓口や警備員に聞いてみてください。
大きな荷物やベビーカーの場合
駅員に頼めば、改札脇のゲートを開けてもらえます。改札は狭いので、妊婦さんや小さな子ども連れ、大きな荷物を持っている時には利用しましょう。MRTでは金属探知ゲートが設置されているので、係員の指示に従ってください。
席の譲り合い
日本と同様にお年寄りや妊婦、小さな子どもには席を譲るのがマナー。背もたれに優先ステッカーが貼ってある席もあります。また、タイではお坊さんは女性に触れてはいけないため、一番端の席に座るのが一般的です。
駅・電車内での禁止事項
- 飲食(MRTペッブリー駅のメトロモールを除く)
- 喫煙
- 利用者の迷惑になる撮影
- 座り込み
- ペット(介助犬を除く)、臭いのきつい食品、危険物・可燃物の持ち込み
- スケートボードや車輪付きのシューズなどの使用
- BTSの改札口越しに荷物の受け渡しすること
駅のエレベーター
障害者、高齢者、妊婦、荷物をたくさん運ぶ人などがエレベーターを優先で利用します。MRTには全駅でエレベーターは設置されていますが、BTSの駅では全駅には無く、順次設置工事中です。また、係員を呼んで操作してもらわないと使用できないエレベーターもあります。
バンコクの路線図
2022年7月更新!(点線は今後開業予定のライン)
空港から都内まではARL(エアポート・レールリンク)が走り、バンコク中心部ではBTS(高架鉄道)とMRT(地下鉄・高架鉄道)が主要エリアを走ります。
2019年9月にMRTのフワランポーン駅〜ラックソーン駅間が開通。2020年12月にはスクンビットラインの7駅が開通し、クーコット駅(中部パトゥムターニー県)までつながりました。さらに郊外へ向け、延伸を続けています。