バンコク中心部の移動に便利!
BTS(スカイトレイン)の乗り方・路線図

BTS(高架鉄道)

1999年に開通したBTS(スカイトレイン)は、バンコクの街なかを走る高架鉄道システム。サイアム駅を中心に「シーロムライン」と「スクンビットライン」に、クルン・トンブリー駅からクローンサーン駅を結ぶ「ゴールドライン」の3路線が運行している。


BTSの路線について

シーロムライン

バンコク都心のビジネス街「シーロム通り」を中心に走る路線。サナームキラーヘンチャート駅(ナショナルスタジアム)〜バンワー駅まで13駅を結びます(2023年12月現在)。途中のサパーンタクシン駅では水上ボート「チャオプラヤー・エクスプレス・ボート」が発着するサトーン船着場と、サラデーン駅ではMRTシーロム駅に接続。チョンノンシー駅からはBRT(バス高速輸送システム)への乗り換えが可能です。運行時間は毎日5:30〜24:15頃まで。


シーロムラインに乗ってココに行ける!
  • サイアム駅⇒サイアム・パラゴン
  • ナショナルスタジアム駅⇒MBK(マーブンクロンセンター)、BACC(アート&カルチャーセンター)

スクンビットライン

バンコクの南東から北へ走る路線。ケーハ駅からクーコット駅まで47駅を結び(2023年12月現在)、現在も延伸工事が進められています。パヤタイ駅でARL(エアポート・レールリンク)、アソーク駅、モーチット駅、ハーイェーク・ラップラオ駅でMRTに接続。運行時間は毎日5:30〜24:15頃まで。


スクンビットラインに乗ってココに行ける!
  • プロンポン駅⇒エムクォーティエ、エンポリアム、エムスフィア
  • チットロム駅⇒セントラルワールド
  • モーチット駅⇒チャトチャックウィークエンドマーケット
  • チャーンエラワン駅⇒エラワン・ミュージアム

ゴールドライン

©BTSC

タイ初となる自動運転モノレール。クルントンブリー駅〜クローンサーン駅の3駅間を運行(2023年12月現在)。シーロムラインのクルントンブリー駅と接続し、チャルナコーン駅からは駅直結でICONSIAMに行けるのでアクセス至便。運行時間は毎日6:00〜24:15頃まで。


ゴールドラインに乗ってココに行ける!
  • チャルナコーン駅⇒ICONSIAM、サイアム高島屋

バンコクの路線図

2023年12月更新!(点線は今後開業予定のライン)

空港から都内まではARL(エアポート・レールリンク)が走り、バンコク中心部ではBTS(高架鉄道)とMRT(地下鉄・高架鉄道)が主要エリアを走ります。
2019年9月にMRTのフワランポーン駅〜ラックソーン駅間が開通。2020年12月にはスクンビットラインの7駅が開通し、クーコット駅(中部パトゥムターニー県)までつながりました。さらに郊外へ向け、延伸を続けています。



BTSのチケットの種類(乗車券の購入方法)

BTSの自動販売機で1回券を購入する場合、ほとんど硬貨しか使用できません。一部のタッチパネル式販売機では1、2、5、10の硬貨と20、50、100、500B紙幣が使用できます。また、銀行のモバイルアプリなどを通してQRコードをスキャンして支払うことも可能です。窓口では購入と両替も対応してくれます。MRTは自動販売機で100Bまでの紙幣が使用でき、おつりは全部紙幣でなく硬貨のみとなるので、高額の紙幣を使う場合は注意してください。窓口ではBTS同様に購入と両替も可能です。なお、2024年1月時点では、BTSとMRTで相互利用できるICカードはありません。


シングルジャーニー(1回券)

駅の自動販売機、または窓口で購入できる当日用のチケットです。
「シーロムライン」のバンワー駅〜ナショナルスタジアム駅間と、「スクンビットライン」のクーコット駅〜ケーハ駅間のチケットを購入できます。
なお、2024年1月2日から、延伸区間として無料だったサムローン駅〜ケーハ駅間、モーチット駅〜クーコット駅間も有料となっています。


ワンデーパス(1日券)

購入した日の24時まで使える1日乗り放題券(1枚150B)。BTS各駅の窓口で購入可能。パスポートなどの身分証明書は不要。
※ゴールドラインは利用不可


ラビットカード(チャージ式ICカード)

シーロムライン、スクンビットライン、ゴールドラインで使えるチャージ式ICカード。一般、学生(23歳以下の学生)、シニア(60歳以上のタイ人限定)の3種類あり、BTS各駅の窓口でのみ購入可能。
BTS各駅の窓口で発行可能。発行の際はパスポートなどのID提示が必要。
チャージしたい場合は、BTS各駅の窓口やチャージ対応の券売機、My Rabbitアプリからチャージできます。


子ども運賃

身長90cm以下の子どもは運賃無料。ただし、身長90cm以上を超えると大人と同じ運賃がかかります。


BTSを利用する際のポイントと注意事項

時刻表はなし

スクンビットライン、シーロムライン、ゴールドラインは時刻表がありません。スクンビット・シーロムラインは4〜8分間隔、ゴールドラインは約20分間隔で運行しています。


公衆トイレの有無

BTS各駅の構内には乗客用のトイレが設置されていないので、乗車前に済ませましょう。ただし、緊急時は駅員専用のトイレを借りられる場合もあるので、困ったときは駅員や警備員に相談してみましょう。


大きな荷物やベビーカーの場合

駅員に頼めば、改札脇のゲートを開けてもらえます。改札は狭いので、妊婦さんや小さな子ども連れ、大きな荷物を持っている時には利用しましょう。


席の譲り合い

日本と同様にお年寄りや妊婦、小さな子どもには席を譲るのがマナー。背もたれに優先ステッカーが貼ってある席があります。また、タイではお坊さんは女性に触れてはいけないため、一番端の席に座るのが一般的。くれぐれも女性はお坊さんの隣に座らないように注意しましょう。


駅・電車内での禁止事項

  • 飲食
  • 喫煙
  • 写真や動画の撮影
  • 座り込み
  • ペット(介助犬を除く)の持ち込み
  • 臭いのきつい食品(ドリアンなど)の持ち込み
  • 危険物・可燃物の持ち込み
  • スケートボードや車輪付きのシューズなどの使用
  • 改札越しに荷物の受け渡しをすること

駅のエレベーター

BTS全駅にエレベーターは設置されていますが、障がい者、高齢者、妊婦さんなどが優先で利用可能。また、係員を呼んで操作してもらわないと使用できないエレベーターや障がい者のみ利用可能なエレベーターもあります。


ゴミ箱設置の有無

BTS各駅の改札付近にはゴミ箱が設置されています。駅構内や車内には飲食物の持ち込みができないので、飲み切れなかったり食べ切らないのがある場合は必ず捨ててください。



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BTS Sky Train

運行状況や運賃計算のほか、ルート案内、出口情報、各駅の施設案内、最寄り駅の近くにある施設などが表示されます。また、BTSに問題が発生した場合や混雑状況などもリアルタイムで更新される便利なアプリ。

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