MRT
MRTの路線について
ブルーライン(地下鉄)
2004年に北のタオプーン駅から、南に位置するタイ国有鉄道の起点・バンコク駅(フワランポーン駅)を接続するMRTフワランポーン駅までが開通。シーロム駅・スクンビット駅・チャトチャック公園駅でBTSに接続する他、タオプーン駅で「MRTパープルライン」に乗り換え可能。運賃は17〜42B。
パープルライン(高架鉄道)
バンコク北郊のタオプーン駅〜クローンバンパイ駅間を結ぶ高架鉄道。2017年に「ブルーライン」のバンスー駅〜タオプーン駅間が開通し、2027年にはタオプーン駅からサムヨート駅〜ウォンウィエンヤイ北駅〜クルナイ駅までの各駅が開業予定。運賃は17〜42B。各駅の構内に公衆トイレを完備しています。
「ブルーライン」と「パープルライン」を両方利用する場合は最大運賃が70Bです。
※運賃は公式サイトで確認できます
MRTのチケットの種類
シングル・ジャーニー・トークン
自動販売機または窓口で購入できる、コイン型のトークン。改札機のセンサー部分にかざして入場します。改札を出る時は、改札機のトークン受け入れ口に投入します(子ども及び高齢者用は窓口のみで購入可)。
MRTカード/MRT Plusカード
BTSの「ラビットカード」と同様のIC型乗車券で、一般・学生(23歳以下)・子ども(身長120cm以下)・シニア用(60歳以上)の4種類があります。子どもとシニア用は半額、学生用は10%割引が適用され、90cm以下の子どもは無料です。
いずれも各駅の窓口で購入できますが、誤ったカードの使用は当時の最高運賃(最大20倍)が課されるので注意しましょう。
初回購入金額は180B(発行手数料30B、チャージ100B、デポジット50B)。
現金を追加したい場合は、駅の窓口へ行けば100〜2,000Bの範囲(100B単位ごと)でチャージをすることができます。
2020年8月より、新規発行・初回チャージには身分証(パスポート)と、電話番号またはメールアドレスの登録が必須になっています。
駅構内の滞在時間は最長180分までです。超えた場合は、その時点での最高運賃が課されます。
改札機のセンターにカードをタッチさせると残金が表示されます
子ども料金
身長90cm以下は無料です。 91〜120cmは子ども料金(およそ半額)となります。駅構内にある身長の目安表でチェックしてみましょう。
運賃支払いにコンタクトレス決済を導入
2022年1月29日から、ブルーラインとパープルラインの運賃支払いは、VISA及びMastercardのクレジットカードによるコンタクトレス(非接触)決済でも可能に。運賃の支払い方法が簡素化され、利用者は長い列に並ばなくてもよくなります。
便利なMRTスマホアプリ
BTS・MRTを利用する際のポイントと注意
乗車券はコインで購入するのが便利
BTSの自動販売機で1回券を購入する場合、ほとんど硬貨しか使用できません。一部のタッチパネル式販売機では1、2、5、10の硬貨と20、50、100、500B紙幣が使用できます。また、銀行のモバイルアプリなどを通してQRコードをスキャンして支払うことも可能です。窓口では購入と両替も対応してくれます。 MRTは自動販売機で100Bまでの紙幣が使用でき、おつりは全部紙幣ではなく硬貨のみとなるので、高額の紙幣を使う場合は注意してください。窓口ではBTS同様に購入と両替も可能です。 なお、2022年3月時点では、BTSとMRTで相互利用できるプリペイドカードはありません。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止に応じる対策が継続されています。車内ではマスクの着用が推奨されており、電車に乗る際はマスクを着用することが望ましいです。
公衆トイレの有無
BTS・MRT各駅の構内には乗客用の公衆トイレが設置されていないので、乗車前に済ませましょう(MRTパープルライン各駅を除く)。 ただし、従業員用を借りられる場合もあるので、困ったときは窓口や警備員に聞いてみてください。
大きな荷物やベビーカーの場合
駅員に頼めば、改札脇のゲートを開けてもらえます。改札は狭いので、妊婦さんや小さな子ども連れ、大きな荷物を持っている時には利用しましょう。MRTでは金属探知ゲートが設置されているので、係員の指示に従ってください。
席の譲り合い
日本と同様にお年寄りや妊婦、小さな子どもには席を譲るのがマナー。背もたれに優先ステッカーが貼ってある席もあります。また、タイではお坊さんは女性に触れてはいけないため、一番端の席に座るのが一般的です。
駅・電車内での禁止事項
- 飲食(MRTペッブリー駅のメトロモールを除く)
- 喫煙
- 利用者の迷惑になる撮影
- 座り込み
- ペット(介助犬を除く)、臭いのきつい食品、危険物・可燃物の持ち込み
- スケートボードや車輪付きのシューズなどの使用
- BTSの改札口越しに荷物の受け渡しすること
駅のエレベーター
障害者、高齢者、妊婦、荷物をたくさん運ぶ人などがエレベーターを優先で利用します。MRTには全駅でエレベーターは設置されていますが、BTSの駅では全駅には無く、順次設置工事中です。また、係員を呼んで操作してもらわないと使用できないエレベーターもあります。
バンコクの路線図
2022年7月更新!(点線は今後開業予定のライン)
空港から都内まではARL(エアポート・レールリンク)が走り、バンコク中心部ではBTS(高架鉄道)とMRT(地下鉄・高架鉄道)が主要エリアを走ります。
2019年9月にMRTのフワランポーン駅〜ラックソーン駅間が開通。2020年12月にはスクンビットラインの7駅が開通し、クーコット駅(中部パトゥムターニー県)までつながりました。さらに郊外へ向け、延伸を続けています。