タイ生活、知って安心、水事情

私たちの暮らしに欠かせない水。しかしタイでは、蛇口から出る水道水をそのまま飲んだり、トイレに紙を流すことはできません。日本とは異なるタイの水事情を覚えておきましょう。

日本は「軟水」、タイは「硬水」

私たちが飲み水や生活用水として普段使っている水は、カルシウムとマグネシウムの含有量によって「軟水」と「硬水」の2種に区分されます。一般的に、日本の水道水や国産ミネラルウォーターは軟水であるのに対し、タイの水はヨーロッパなどと同じく硬度120mg以上の硬水。硬水は濃度が高いほど口当たりが重く独特の苦みや香りもあるため、繊細な和食よりも欧風の煮込み料理などに適していると言われます。

また、シャワーを浴びると髪がきしんだり、洗濯物のくすみ・黒ずみも硬水が原因の一つ。シャンプーや石けんに含まれる成分と硬水に含まれるミネラルが化学反応を起こしてしまうためだとされています。


タイの水道水、実はキレイ!?

答えはYES。バンコク近郊の水源を管理する首都圏水道公社によると、水質や浄水環境自体に問題はなく、10年ほど前から世界保健機構(WHO)の安全基準を満たしています。

ただし、水を供給するための貯水タンクや水道管が老朽化していることから、サビやバクテリアに晒されてしまうのだとか。こうした不純物が混じった水は腹痛などの原因になり、煮沸しても除去できないため、やはりそのまま飲むのは控えたほうがベター。水道水を使用する場合は、家庭用の浄水器や軟水器を取り付けましょう。

また、バンコク都内では水の宅配サービスも充実しているので、ウォーターサーバーを利用するのもオススメです。


バンコクの水道水を管理する2つの公社

内務省傘下の「首都圏水道公社(MWA)」と「地方水道公社(PWA)」が浄水場やポンプ場、水道管の整備などを行い、バンコク首都圏に水を供給しています。

水源地となるのは、お馴染みのチャオプラヤー川。20世紀の初め、中央集権国家を作ったタイ近代化の名君として知られるラマ5世が衛生的かつ持続可能な水の確保を目指して5年がかりで大工事を行い、上水道を整備したと言われています。


カフェやレストランでは水は有料

日本の飲食店ではお冷が無償で提供されますが、タイでは基本的に有料。ペットボトル入りのミネラルウォーターを自分で注文しましょう。
氷入りの冷えたグラスと共に提供されることが多いですが、屋台やローカル向けレストランでは氷も要注意。また、ペットボトルのキャップが開栓されていないか、確認することもお忘れなく。


トイレットペーパーを流すのはタブー

主な理由としては、下水道普及率の低さや排水管の細さ、水圧の弱さなどが挙げられます。また、ひと昔前よりはだいぶ改善されたようですが、水に溶けにくいトイレットペーパーの紙質の問題もあるのだとか。
いずれにせよ、トイレに紙を流すと詰まってしまうため、備え付けのゴミ箱に捨てるようにしましょう。


日本人対応で安心!水や浄水器の事で困ったら

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