経済成長の裏に潜む教育問題

 

タイの将来を担う子どもたちへの教育現場が、
今、改めて見直され始めようとしている

 

プラユット暫定首相は13日、バンコク都内で開催された「まちづくりイベント」に出席。同イベントはインフラや教育環境の整備など、5〜10カ年かけて人々の生活の質を向上する目的で実施。そこで刺激を受けた同暫定首相は、基礎教育委員会事務局に対して教育現場の実態調査を要望。この突然の出来事をきっかけに、今、国内ではさまざまな声が飛び交っている。

チュラロンコーン大学教育学科のソンポン教授は、現在のタイの教育現場について、①指導側が自身の昇進のみを考えている、②指導側の人材不足により専任以外の教科を指導、③指導側が落第した生徒をそのまま進級させている(タイでは生徒が留年した場合、指導側に大きな責任が課せられるという)と、指導側に大きな問題があると指摘。

また、山岳民族の生徒が多く通うチェンライ県バンパヤープライ学校のスックサン理事長は「生活環境が異なる山岳民族の生徒と、バンコクのような都会で生活している生徒が同じ教科書を使用するというのはいかがなものか。教育の標準化を狙うのであれば、その差を埋めるような対策をとってほしい」とコメントした。

スマートで豊かな先進国になるべく、現在タイ政府が推し進めているタイランド4.0。積極的なインフラ開発などが注目されている一方で、暗黙のルール化が進む、歪んだ教育現場が明るみになっているのは事実。立て直すのは今しかないだろう。

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