狂犬病の迷信、さらなる悲劇へ

 

昨年を上回るペースの狂犬病死亡者。
「噛んだ犬を食べると病が治る」と信じた家族は…。

 

6日、タイ北部ターク県で、2歳の男児が死亡したと通報があった。このミャンマー人の男児は1カ月ほど前に近隣の飼い犬に噛まれており、後の調査で死因は狂犬病だと判明した。なぜ、家族は男児を医療機関へ連れて行き、狂犬病ワクチンの事後摂取を受けさせなかったのか。その理由が現地で話題になっている。
疾病予防局長のスワンチャイ医師によると、男児の父親は「噛んだ犬を食べると狂犬病が治ると信じ、息子を噛んだ犬を殺して家族で食べた」と証言。この家族は男児の死後にワクチンを打ったため狂犬病を発症していないが、当然ながら、感染した動物の臓器を摂ることで感染のリスクは高まる。タイでは未だに狂犬病に対する誤った考えや迷信が蔓延しているのが実情。傷口にハーブを塗る、サンダルで傷口を叩くなどして対処したつもりになり、命を落とす人が少なくないという。
昨年1年間で、タイにおける狂犬病死亡者数は11人。今年は7月末の時点ですでに15人に達し、疾病予防局では一層の注意を呼びかけている。発症するとほぼ100%死に至る狂犬病。まずは、不用意に動物に近寄らず、感染のリスクを減らすこと。また、動物に噛まれ感染の恐れがある場合は、直ちに石鹸と流水で傷口を洗い流し、必ず医療機関へ。日本では60年以上発生していない病気だけに、ここタイでは充分に気を引き締めてほしい。

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