揺れ動くタイのいじめ事情

 

世界中で後を絶たない子どものいじめ問題。
SNS拡大で、さらなる深刻化が浮き彫りに

 

タイ北部パヤオ県で10日、自閉症の小学4年の女児が、近所に住む中学2年の男女8人グループにいじめられている動画がSNS上に流出。ユーザーから非難が殺到している。

事件が起こったのは5日。「髪の毛を可愛く結んであげる」と言って女児を呼び出したメンバーは結ぶふりをしながら殴る蹴るの暴行を加え、女児の体中に傷を負わせたという。学校側は、隠蔽のためにメンバーの親に対して500バーツ(計4,000B)の支払いを要求。メンバーへの処罰については特になく、双方の親に“和解”を提案したが、女児の親は拒否。警察に訴えると主張している。

一方、タイ精神衛生局がタイ全土の小学校〜大学(6〜22歳)を対象に実施した2018年調査では、半数近くが「いじめを経験したことがある」と回答。うち、「同級生からのいじめ」40%、「先輩や先生からなど」60%だという。また、SNSで「いじめられた経験がある」43%、「いじめた経験がある」33%と発表された。同局のブンルアーン所長によると、自分と異なるものを受け入れることができない精神的な未熟さがいじめの原因の一つだと言えるという。

タイの学校では、いじめは「子どもだけの問題」として学校や親が介入してこなかったが、いじめ大国と言われる日本同様、SNSの普及拡大につれて年々上昇傾向を見せているのも事実。今後、タイの教育現場ではどのような対策がとられるのか。行方を見守りたい。

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