“タイのジーコ”辞任に驚きの声

2018ロシアW杯予選でタイ代表を最終リーグへと導いた 監督の辞任が決定。最大の功労者にいったい何が……。

3月31日。

サッカーのタイ代表監督を務める“タイのジーコ”ことキャティサック・セーナムアン氏は、自身のインスタグラム上で、監督を辞任すると発表した。

指導者としてタイサッカー界を牽引する存在と期待されていただけに、この突然の発表に国民はショックを隠し切れない。

キャティサック監督はもともと、自身もタイ代表選手として活躍し、2013年から代表監督に就任。

タイのサッカーレベルではアジアでもなかなか勝てないと言われている中、東南アジアサッカー選手権で優勝するなど着実にチームを強化。

現在行われているロシアW杯予選では、目標として掲げていた2次予選進出を大きく上回る、最終予選進出を果たした。

残念ながら最終予選ではまだ1勝も挙げられていないが、タイ代表を初めて最終予選まで導いた功労者という事実は変わらない。

そんな彼が、なぜ辞任しなければならなかったのか。

考えられる要因は、2つ。

タイのサッカーファンによるバッシングと、タイサッカー協会のソムヨット会長との対立だ。

多くのファンがキャティサック監督を支持する一方で、批判的な声も挙がっていたようだ。

「どんな相手に対しても戦略を変えず、同じ方法で試合を続けている。

ファンから見ても戦略ミスだと思われる場面がたくさんあった」「自分のお気に入りの選手ばかりを選び、本当に実力のある選手が選ばれていない」「選手の持ち味を考えず、誤ったポジションで選手を起用している」等々、厳しい意見が飛び交う。

一方、ソムヨット会長とはメディアを通して何度もその確執が伝えられていた。

それを聞いた国民は「会長と一緒に活動をするのが嫌で辞任したのではないか」と推測する声も出てくるほど。

また今回の最終予選での敗北に対して会長は、監督解任の意向があるともとれる発言をし、国民から注目を集めていた。

そんな中で、自ら辞任を切り出したキャティサック監督。

裏でどのような経緯があったか定かではないが、タイサッカー界の歴史を塗り替えたひとりとして、その功績をしっかりと労いたい。

そして最終予選はまだ続く。

今後の動向が気になるところだ。

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