1億円の宝くじの所有者2人

当選宝くじの所有をめぐって警察(専門機関)捜査 「買った」「落とした」果たしてどちらが本当?

賞金3,000万バーツ(約1億円相当)の当選宝くじ券をめぐる2人の争いが、タイ全土で話題となっている。

発端は、昨年11月に遡る。

カンチャナブリー県に住む元警察官のチャルーン氏(62)は、同県内のレッドシティー市場で宝くじを購入。

11月1日に当選番号が発表され、一等賞金3,000万バーツを獲得した。

ところがである。

その後、12月5日になって、同県内に住む教師のプリシャー氏(50)が、「11月1日に発表された当選番号の宝くじ券を落とした」と届け出る。

警察は、当選券の保有者としてチャルーン氏にたどり着くも、同氏は前述のとおり、自ら買ったと主張。

そこから両者の主張合戦が始まった。

法務省法科学研究所(CIFS)による指紋認証では、チャルーン氏に軍配。

ただ、多くの人も触れているため、決定打とはいかず、逆に宝くじ販売店の店員は「プリシャー氏に売った」との証言し、「チャルーン氏が宝くじを拾っている姿を見た」とする人物まで現れた。

ただ、両氏が同市場で毎回宝くじを買っていることから、当選番号をどちらに売ったのかの判断はつかなかったという。

しかも、捜査を担当した第7管区地方警察による前述の情報と、事態を重くみたタイ国家警察が指示したタイ警察犯罪抑制局(CSD)の捜査結果(拾ったとされる証言に疑義)とが異なり、真相は藪の中。

捜査は継続中で、果たして真の所有者はどちらになるのか?今後に注目したい。

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