出張者完全ガイド ビエンチャン編

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 メコン地域の中央に位置する内陸国ラオス。1800年代後半から1900年代半ばまではフランスの統治下にあり、西洋建築の建物やフランス語で書かれた標識など、今でも街では当時の面影を見て取ることができる。近年は、ニューヨーク・タイムズで「世界で一番行きたい国」の第1位にも選ばれるなど、世界的に注目度が上昇。さらに政府は、海外からの投資誘致を促進しており、毎年約8%前後の高い経済成長を続けている。成長著しいラオスの都市の中でも、首都ヴィエンチャンは特に急激な発展を見せており、市内では2014年頃からショッピングモールやホテル、マンションなど、大型施設の開発ラッシュ。現在、市内の中心部から東・北方面に向けて、とりわけ、オフィスやテナントの建設中のビルがいくつも見られる。クレーンのアームが高くそびえる姿に、ラオスがまさに“不動産バブル”に沸いていることを実感できるだろう。

 街自体はとてもコンパクトで、空からの玄関口となるワッタイ空港からは、車で10分もあれば中心地に着くことができる。ここ2〜3年で市内を走る自動車の数が増加し、交通量も増えてきたことから、朝夕の時間帯は渋滞が一部で見られるが、バンコクのような極端なものではない。官公庁や商業施設など、主要な施設は市中心部に集中しているため、車で移動する際は所要時間の計算が容易。ただし、日本やタイと違い、左ハンドル・右通行と交通ルールが異なる上、急な車線変更や車間距離を詰めてくるなど、運転マナーが良いとは言えず、また、主要道路から1本外れるとガタガタの未舗装の道路も。現地の移動には通訳付きのドライバーか、タクシーを貸し切ることをオススメする(メーターもしくは時間制、交渉制)。

 ラオスでは、ビジネスレベル以上のホテル等を除き、スタッフで英語を話せる人はまだ少ないが、多くの人がタイ語を理解できる。また、現地通貨のキープのほか、タイバーツやドルも使用可。一部のATMではタイの銀行カードで現地通貨を引き落とすこともでき、タイからの出張者には心強い。  ほかの東南アジア各国と比べると凶悪犯罪も少なく、比較的治安は良いとされているが、それでも油断は禁物。夜12時前には飲食店、ナイトマーケットも閉店して、明らかに人通りが少なくなるため、夜間の一人歩きは避けたほうが無難だ。  今年はASEAN議長国を務めたラオス。さらに7月には、ドンムアン空港からヴィエンチャンへの直行便がエア・アジアから就航と、バンコク在住者にとってますます身近になった。さらなる発展に、熱い期待が寄せられている。

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ビジネスから生活まで現地のあるある情報

人前での説教は逆効果


「怒らない」「やさしい」といったイメージのラオス人。争いごとが嫌いで、仕事でもイライラしている表情を見せることはあまりない。そんな穏やかなラオス人だが、ややプライドが高く、特に人前で怒られることを嫌う。日本人としては叱咤激励のつもりでも、説教をした翌日には会社に来なくなるということもよく聞く話。彼らと仕事をする時は、“ボーペンニャン”(タイ語のマイペンライ)と、「怒らず」接することが大切だ。

ラオス時間


のんびりとした気質のラオス人は、12時の待ち合わせに対して12時に家を出るなど、時間にルーズなこともしばしば。「仕事で遅れることは滅多にない」(在ラオス歴10年・女性)一方で、残業という考えはなく、特に官公庁など政府関係では、終業時間を超えて仕事をすることはない。手続きなどには日数や時間に余裕を持つことが必要だ。

 

ラオス基本情報

正式国名:ラオス人民民主共和国
首都:ヴィエンチャン
公用語:ラオス語
国土面積:24万平方キロメートル
民族:ラオ族(50%以上)を含む計49民族
人口:649万人(2015年ラオス統計局調べ)
在留日本人:743人(2015年10月現在)
国教:仏教 通貨:キープ(一部ドル、バーツも使用可)
為替:1米ドル=8,110キープ、2016年7月末現在
GDP:98兆8,357億キープ(約117億米ドル)(2014年ラオス中央銀行調べ)
1人当たりのGDP:1,725ドル (2014年ラオス統計局調べ)
タイとの時間差:なし
国際電話番号:+856

 

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