NaRaYa

ナラヤは日本でも通じると確信しています

創業者 ワサナ・ラトゥーラス

《プロフィール》 1953年生まれ、バンコク出身。食料品店を営むタイ華僑の大家族に生まれた。ツアーガイドとして働くなか、ギリシャ人の夫、ワシリオス・ラトゥーラスに出会う。1989年、ナライ・インタートレード社を設立。「ナラヤ」という名はヒンドゥー教のヴィシュヌ神にちなんだもの。
 

日本初のナラヤ旗艦店は 成功すると確信しています

—なぜナラヤが日本人の間で人気になったと思いますか
一つ目に言えるのはクオリティ。質の高い生地だけを使用しており、長く使うことができます。二つ目は、バラエティ豊富なラインナップ。数百カラー、数千デザインのアイテムを用意しています。そして三つ目に、リーズナブルな価格でしょう。



—観光客とバンコク在住者と、購入客はどちらが多いですか
観光客と在タイ者、どちらもいます。国別でみると、中国人のお客様が一番多く、50〜60%を占めています。日本、韓国、香港、マレーシア、ミャンマーのお客様も増えていますね。 日本のお客様の対応については、ジャパニーズ・ディビジョンと、10人ほどの日本人カスタマーサービスがおり、スクンビットやセントラルワールドの店舗に常勤しています。



—日本へ進出する予定は?
数年前から計画はあるのですが、大洪水や政治問題などで先延ばしになっています。ただ、近い将来、JETRO支援のもと、日本初のナラヤ旗艦店を東京にオープンする予定です。 これまで長い間、実現を心待ちにしていた計画なので、とても楽しみですね。ナラヤブランドは日本でも通じると確信しています。



—日本はやはり魅力的なマーケットですか
もちろん。香港やマカオにも支店がありますが、日本も私たちにとって重要なマーケットです。3年前に東京の女性を対象に行った自社調査では、「ナラヤを知っていますか?」という質問に対し、24%もの人が「知っている」と答えてくれました。私としては5%くらいが知っていればうれしいな、と思っていたので予想外のことでした。お土産やプレゼント、タイ旅行がナラヤを知るきっかけになっているようです。



—政情不安の影響はありましたか
はい、非常に大変でした。一昨年末から続いた政治問題の影響で、観光客の売上が例年の60〜70%に減りました。ただ、他社も同じ状況なので、前向きに頑張るしかないと思っています。対策としては、コストカットや、初の試みであるセールも実施しました。



—マネージメントだけでなく、デザインも行っているのですか
デザイン部からあがってきたものは、今でもしっかりチェックしています。デザインチームは7〜8人。創業時からのコンセプトはそのままに、日本人デザイナーも起用することで日本人マーケットを強化しています。日本人による日本人が好む商品を作りたいんです。



—メンズコレクションやハイエンドラインもスタートしましたね
はい。ナラヤのステップアップとして新しく「NARA by NaRaYa」を始めました。2013年末にオープンした、サイアムパラゴンの旗艦店で取り扱っています。以前は、奥様層が主軸だったのですが、この5〜6年で男性と若者層も増えてきており、これに合わせたアイテムを作っています。



—品質にはとてもこだわりがあると聞きました
まず生地が大切です。クオリティの良し悪しは素材に左右されるので、こだわって選んだ質の良いコットンやポリエステルを使用しています。さらに厳しいトレーニングを積んだ熟練の職人たちが縫製し、その後の検品など品質管理も徹底して行っています。工場は全部で5ヵ所、およそ7000人が働いています。



—今後のビジネスプランは?
東京進出の前に、タイ国内でバッグに関連する新ビジネスを始めたいと思っています。国外では日本以外にも、ニューヨーク、パリ、ロンドンと世界の主要都市に支店を出すのが夢です。まずは、東京店オープンが夢の第一歩です。

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