日本料理の“魅力とツボ”をおさえた豊富な品数。多種多彩なメニューは丁寧な手仕事が生きている
バンコクで日本食の歴史を紡いできた名店
あの「江戸屋」が「小江戸」になって帰ってきた
今でこそ日本食店が百花繚乱のバンコク。美味しい日本食をバンコクで手軽に食べられるほど、日本の美味しさが溢れている。
しかし、日本企業がタイ進出の黎明期である1970年代、バンコクにはほとんど日本食店がなかった。1980年代に入ってからでさえ居酒屋などの数は少なく、在タイ日本人の多くにとって“日本の味”は少し遠い存在だったという。
そんな時代からいち早く、オーセンティックな日本食をバンコクで提供し始めたのが「江戸屋」。“美味い・清潔・良心的な価格”の三拍子を掲げて、在タイ日本人だけではなく日本食の魅力を知る欧米人やタイ人にも人気の店となった。
店はBTSサラデーン駅から徒歩5分の立地で、明るい吹き抜けと雰囲気のある座敷を備えた店構え。その威風堂々とした店舗も長引くコロナ禍の影響で2020年末に閉店を余儀なくされた。
そしてコロナ禍の落とす影が小さくなり始めた2021年の夏、「江戸屋」は同じシーロムのチャーンイサラビルに「小江戸」としてカムバック。店舗は小さくなったが、バラエティに富んだランチメニューや新鮮な魚介類を使った夜のメニューはそのまま。まるで“家に帰ってきた”感じの家庭的な雰囲気で幸せな時間を提供してくれる。
日本大使館で公邸料理人を務めたタイ人板前をはじめ
ベテランたちが腕をふるうオーセンティックな和食
「小江戸」で提供されるメニューはけっして特別な料理ではない。ラインナップは定番の居酒屋メニューから、新鮮な食材を使った寿司や肉料理などと気軽に楽しめるものが中心。
特筆すべきは、それらがすべて手作りならではのやさしい味であること。酢飯の仕込み一つをとってみてもきちんとした料理人の仕事であることがわかる。
同店に在籍する料理人は全員タイ人だが、某国日本大使館で公邸料理人を務めてきた板前を始め、江戸屋時代からのベテランが揃う。味付けと盛り付けのすべてが安定しているため、「オーセンティックな日本食を提供する」というコンセプトがしっかりと受け継がれている。
コスパ最高!ボリューム満点!
小鉢にも手を抜かないのが「小江戸」流ランチ
「小江戸」のランチメニューは20種類ほどあるため、毎日通っても中々飽きさせない。品数はもちろん、一品一品のボリュームがうれしい。
定評のある寿司系はもちろんのこと、「カツ丼・天丼・牛丼・鉄火丼・五目丼」などの丼も豊富。付け合わせの小鉢は日替わりで、セットの讃岐うどんはあっさり味でホッとする。
また、日替わりのランチメニューもあり、毎週金曜日の「パスタランチ」は人気。ナポリタンやミートソースなどと、週替りなのも魅力的。
店舗情報 | |
店名 | 小江戸(KO’ EDO) |
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ジャンル | 日本料理 , 居酒屋 , 寿司 |
エリア | シーロム・サラデーン |
その他情報 | 酒が充実 |
駅 | 【BTS】サラデーン |
電話番号 |
02-233-0232 |
営業時間 | 月〜土 11:00〜14:00/17:00〜20:00 |
定休日 | 日曜日 |
駐車場 | あり |
VAT | 7% |
サービス料 | 10%(ディナーのみ) |
クレジットカード | VISA , MASTER , JCB |
所在地 |
G Fl., Chan Issara Tower 1, Suriwong, Bangrak, Bangkok 10500 |