HOLON GLOBAL SERVICES CO., LTD.

品質管理、生産・在庫管理、物流、金融などあらゆる業務のシステム開発

ホロングローバルサービス

製品検査チェックシステムに日本品質を
「FACTORY Z」で不良品ゼロを目指す

 

金融や生産管理などの業務システム開発・販売を手がけるシステムインテグレーター「ホロンシステム」。2014年のタイ進出後、17年2月には新たなマーケット創出を目的に、合弁企業「Holon Global Services」として新たに船出した。

タイ進出の契機となったシステムをパッケージ化しタイ国内で拡販していくうちに、「在タイ日系企業が抱える品質管理の問題と、その現状が見えてきました」と、山田健司マネージングダイレクター(MD)は話す。そうして誕生したのが、製品チェックの検査業務システム「Factory Zero-QC(Factory Z)」だ。製造業にとっての品質担保は信頼の証。多くの製造現場における品質管理では、マンパワーで検品検査を行っていた。完成した製品が規定水準を満たしているかを検査機を用い、得たデータをエクセルに入力するが、誤入力や目視不足による不良品の見逃しが発生してしまう。それを防ぐためFactory Zは、検査機器のデータ送信機能とシステムを連動させ、計測と同時にデータを自動入力。作業時間の短縮だけでなく、交差NG判定により人為的ミスも抑制し、省力化にも寄与する。さらに、データを蓄積し分析することも可能。工程能力指数(Cpk)の状況もリアルタイムでモニタリングでき、製造ラインへの迅速なフィードバックも実現させる。

今後はこれまでの自動車関連企業だけでなく、多方面での展開も視野に入れつつ、「日本式の押し付けではなく、タイ人に受け入れられるサービスを提供していきたい」と山田MDは語る。当地に根ざし、寄り添う姿勢は、同社の企業理念“Make a Future For You”そのもの。いつの日かタイの製造業の流れを変える。その日が来るのを期待したい。

 

  • ①同社がスクラッチ開発した「Factory Zero-QC」。生産管理や在庫管理システムは多いが、品質検査システムを提供する企業は希少だ
  • ②「導入するのは日系企業様ですが、使うのはタイ人のスタッフです。タイ人に受け入れられるサービスを提供し、クライアント様の力になっていきたいですね」と話す山田健司MD(右)、保科雅央マネージャー(左)

 

  TEL: 02-651-8822 / 099-828-0292(保科)
  10th Fl., Nantawan Bldg., Room No.1011, 161 Ratchadamri Rd., Lumphini, Pathumwan, Bangkok, 10330
  E-mail:m-hoshina@holon.co.jp
※この情報は2017年6月現在の取材を元にしています

 

この記事をSNSでシェア!

一番上へ戻る