AEON×よしもと
桂文枝独演会

 

―今回の感想を教えてください。
平成18年に初、一昨年は襲名披露と、公演自体は今回で3度目ですが、テレビ番組の仕事などで、これまでにも何回かタイに来たことはあるんです。そのたびに、違う印象を受けますね。初めて訪れた時には、正直、「エネルギーにあふれているけど、いろいろなところで、少し遅れているかな」という感じだったんです。建物にしても、マナーにしても。当時は今のように、日本でタイ料理レストランも多くありませんでしたし、そこまでタイを知る機会がなかったからかも知れませんが。それこそ、最初にトムヤムクンを食べた時には「この酸っぱ辛いのは何や!」とびっくりしたぐらいで(笑)。でも今回訪れてみて、高層ビルもたくさん立ち並んでいるし、電車内もキレイだし、随分変わっていて驚きました。

―前回の公演から比べても、全然違いますか
2年前にもプロンポンを訪れましたが、その時には(エムクオーティエのような)大きなデパートはありませんでしたからね。前は、駅のそばにある公園辺りを散策するぐらいで。でも今は、プロンポン周辺もすごくキレイになっていて、デパートと駅が直結していたり、便利にもなっていました。新旧が混然一体としているところもそうですし、“これからまだまだ発展していく”都会としての魅力があふれていると思います。勢いを感じますね。

―諸外国でも公演されていますが、国によって違いはありますか。
シカゴやロスなどにも行きましたが、公演を見に来られる方は大体、年齢層が高いですね。特に、ロスは高齢化しているところもあり、ネタもそれに合わせてやっていました。バンコクの日本人の方は、みなさんお若い。外国にいる方は実年齢より若いと感じる人が多いのですが、バンコクは特にその傾向が強い気がします。

―今回披露された演目「ゴルフ夜明け前」は、そういった年齢層を意識して選ばれたのでしょうか。
それもありましたが、昨日ちょうど、タイではゴルフをされる方が多いと聞きまして、じゃあこれでいこうと。

―会場では、ゴルフフォームのくだりで笑いながら頷いている人も多くいらっしゃいました。
そうですか。別のネタも考えていたんですが、ゴルフネタで正解でしたね。

―公演の中で、「将来はタイに住みたい」という話もありました。
タイ人はやさしいし、礼儀正しいし、気候もよさそうだし、年寄りには暮らしやすいと思います。それに、タイにはネタが山ほど落ちているなと。近代的なのに、なんでウォシュレットはないのかとか、露店ではピストルも売ってるんかとか。ピストルは結局、ライターだったんですけど、そんなところも含めて、実にネタがいっぱいでおもしろい街です。また、タイには何度か来ていますが、今回初めて、電車に乗りました。日本には「妊婦さんや老人には席を譲りましょう」というのはありますけど、僧侶専用シートを見て、ああタイ独特だなと。でも、「子ども連れに席を譲る」という話を聞いていたのに、自分が見た時は親子で地べたに座っていて、コレも驚きました(笑)。

―移住された際には“タイ吉本の現地顧問”ということもあるのでしょうか。
そうですね。タイ吉本の芸人たちも頑張っているし、将来的に、タイで人気者となる人を育てるお手伝いができればと思います。今も、吉本がタイでいろいろとやらせてもらっていますが、タイの方にも笑いのノウハウを学んでもらいたい。タイの人は表現力があるし、楽しいしおもしろいし、いい人材がいると思いますよ。今、創作落語が257作ほどあるのですが、今後はタイを題材にしたネタも作りたいですね。

―一昨年の襲名公演では体調を崩されていましたが、今回のタイ滞在はいかがですか。
前回は、気温と室温の変化に体がついていかず、風邪をひいてしまいましたが、今回はバッチリです。昨日はタイ料理のフルコースをいただきました。甘い料理から酸っぱい料理、辛い料理と、タイの料理はバラエティいっぱいで楽しいですね。日本で知人に“仙草”を薦められて、どんなもんかと昨日試しにゼリーを食べたんですが、これまた意外な味で。日本だと見た目から味が想像できますが、タイではそうはいかない。いい意味で、予想と違うのが魅力です。それに、果物の種類も豊富。ホテルの朝食ビュッフェで、好きなフルーツを選んだらミックスジュースにしてくれるんですけど、スイカやパッションフルーツやら、いろいろ入れたら、ようわからん味になってしまいました(笑)。

―今回は5日間の滞在とのことですが、オフのご予定は。
前回はカービングをやったり、寺院をいろいろ回ったりしたので、今回は植物園や水族館に行きたいですね。

―2016年に向けての抱負をお聞かせください。
まず、来年の大河ドラマ「真田丸」で千利休という役を承りましたので、準備万端、しっかり演じたいと思います。脚本家の三谷幸喜さんからは、出演シーンの台本はまだ届いていませんが(笑)。また、2016年は芸能生活50年という節目の年。記念イベントが1年を通していろいろとあると思いますが、体に気をつけて、元気に乗り切っていきたいと思います。


おすすめ記事

  1. ワイン&グルメ特集2019 ワイン&グルメ特集2019
  2. 週刊ワイズ ゴルフコンペ2019【結果発表】
  3. 【幹事必見】忘年会・新年会 2019-2020【全60店】 【幹事必見】忘年会・新年会 2019-2020【全61店】
  4. 年末年始 旅行特集 2019 vol.2「タイ国内旅行編」〜 親子ファーストな旅…
  5. 年末年始 旅行特集 2019 vol.1「近隣諸国編」〜 親子ファーストな旅へ!…
  6. タイ料理特集2019 - バンコクの名店13軒をご紹介 タイ料理特集2019 – バンコクの名店13軒をご紹介
  7. バンコクのお土産特集 タイのお土産特集

カテゴリーと月別アーカイブ

無料メルマガ購読

週間WiSEの更新を通知する無料メルマガです。購読ボタンを押した後に届く仮登録メールにて最終登録を行って下さい。

WiSE 週間ランキング

  1. ラーメンに、唐揚げまたはゲソ天、ご飯、お新香が付いた平日ランチ限定のセットです。ボリューム満点ながら、250バーツとお求めやすい価格でご好評頂いております。ラーメンは「厳選味噌」「白味噌」「山形辛味噌」「庄内醤油」「東京とんこつ醤油」「ゆう二郎」の6種から選べ、ご飯は1回お代わり無料です。
  2. 日本では「酒は百薬の長」とも言うが、それは正しく作られたものを適量嗜む場合に限ってのことであろう。

今月人気の記事

  1. 「教育のレベルがその国の国力を決める」と言われるが、タイ政府も本気で人材育成に力を注いでいる。
PAGE TOP
Top