Special Interview 森山良子


 

「涙そうそう」「さとうきび畑」「今日の日はさようなら」。去る11月、圧倒的な歌唱力と心に染みる歌声で世代を超えてすべての人を魅了する歌謡界のレジェンドが、名曲を引っさげ初の来タイ。ギタリスト・吉川忠英、歌手・夏川りみを特別ゲストに迎えたチャリティコンサートを行い、前日に開かれた地元大学での交流イベントでは学生と共に歌声を披露した。

― 泰日工業大学での交流イベント、お疲れさまでした!

今回のチャリティコンサートを主催する「ダイショータイランド」さんが長年同大学を支援されているご縁で、学校へお邪魔しました。コーラス部の学生さんと一緒にステージに立ち、「今日の日はさようなら」を日本語で歌いましたが、皆さんとても日本に親しみを感じてくださっているなと。歌っていても彼らのピュアな気持ちが伝わってきて嬉しかったですね。
パワフルな歌声とギターの音色が教室に響いた

― 冒頭、タイ語でスピーチされていましたね

いろんな国でコンサートをしていますけれども、ご挨拶だけはなるべく現地の言葉を通して足を運んでくださった皆さんへ親しみの想いを伝えています。今回は日本からの飛行機の中でメッセージを考えてきて、移動中にドライバーの方に発音を教わったり。上手くお話できていたかしら(笑)。
ステージもそうですけれども、実はわたし、タイに来たのも初めてなんですよ。でも家族みんなタイ料理が大好きなので、ちょうど今年の休暇はタイで過ごそうかなんて話していたところで。なにかご縁を感じてしまいますね。

― まもなくチャリティコンサートの本番ですね

タイでは初めてのコンサートになりますが、もう50年以上の同志であるギタリストの忠さんと、わたしが作詞して沖縄出身のBEGINが作曲した「涙そうそう」を歌ってくれているりみちゃんと一緒にステージに上がることができて、とても光栄に思います。
「涙そうそう」はたくさんの言葉に訳されて、タイをはじめ世界中の方々に愛してもらっています。音楽を通した交流がお互いにとって本当の意味での親睦となって、より深い平和の絆で結ばれることを願っています。

コンサートでは息の合った演奏で会場を魅了

― デビュー50周年を超え、ハツラツと活躍される秘訣とは

両親からもらった健康なカラダに感謝(笑)!。あと、母に「夢を持ち続けなさい。夢見るだけはタダなんだから」と言われて育ちましたので、年をとったからといって手を抜かずに、前を向いて自分を進化させていきたいなと。もちろん年相応に味を出してる方もいるんですけども、自分の中の価値観はそうではなくて。71歳になってもなお成長していくのがわたしのやり方かなって。
例えば音域一つとっても、一所懸命にトレーニングをしてここ数年で2度ほど上がりましたね。14歳から声楽を習っているんですけれど、当時からの先生は83歳になった今もなお勉強してらっしゃるんですよ。負けていられないですよね。一日一日、後悔のないパフォーマンスができるようコンディションを整えて、そして与えられた自分の「歌う」という使命みたいなものを使い切ること。使い切るまでは前に進んで、よりグレードアップしていきたいと思っています。


もりやまりょうこ■1967年「この広い野原いっぱい」でデビュー。数々のヒット曲を世に送り出し、98年の長野冬季オリンピック開会式ではテーマソング「明日こそ、子供たちが…」を歌唱。数多くの楽曲が現地の言葉に訳されて、世界中で歌い継がれている。

「3年前に初めてタイでコンサートをやらせてもらって、今年はアマチュア時代から切磋琢磨し合ってきた森山さんと一緒にステージへ。音楽は歌詞がわからなくても伝わるものだから、僕のギターを聞いてもらって、タイの皆さんと交流ができたら最高ですね。」「2年ぶりのタイでの公演、しかも大先輩お2人と『涙そうそう』を歌わせていただけるなんて…。わたしは今年デビュー20周年を迎え、日本を飛び出し南米からアジア各国まで巡っています。20年分の感謝の気持ちを、メロディーにのせてお届けしたいです。」

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