Vol.87 スーツの色で印象を変える
By Hiroyuki Tokano

スーツの与える印象は選ぶ色によって大きく異なります。

見た目の印象はビジネスシーンにおいても大きな影響を与えるため、色それぞれの特徴を知り、その時々のTPOに合わせて着用することをおすすめします。

スーツの色は大きく分けると、「ネイビー系」、「グレー系」、「ブラック系」、「ブラウン系」の4つに分類されます。

今回はこの4色のスーツが与える印象を皆さまにご紹介していきます。

ネイビースーツが与える印象

ネイビーはスーツに採用される色のなかでも特に代表的な色であり、日本人の肌によく馴染む色とも言われています。

ベーシックカラーであるネイビーはどの色とも合わせやすく、誰でも無理なく着こなせるという特徴があります。

清潔感、誠実感、若々しいといった印象を与え、通常のビジネスシーンや、フォーマル度の高い場面でも着用が可能です。

取引先に初めて会うときや、相手からの信頼を勝ち取りたい場面ではネイビーのスーツを選ぶといいでしょう。

特にどんな場面でも幅広く着られる“ダークネイビー”は使い勝手がいいので、最初の一着としてもおすすめです。

グレースーツが与える印象

グレースーツは、ネイビーと並んでビジネスシーンに適した色といえます。

シャープ、都会的、モダンといった知的な印象を相手に与えることができ、落ち着いた上品さを演出してくれます。

グレーはトーンによって、チャコールグレー、ミディアムグレー、ライトグレーの3種類に分けることができ、濃い色ほどフォーマルな印象になり、明るい色ほどカジュアルな印象に仕上がります。

また、コーディネートに関しても全体がうるさくなり過ぎず、比較的上手にまとめることが可能です。

無彩色を活かしてシャツやネクタイをモノトーンにまとめることで、モードでシャープな印象に仕上がります。

ブラックスーツが与える印象

ブラックスーツはもともとフォーマルとしてのイメージが強いですが、最近ではリクルートスーツやフレッシャーの定番カラーともなっております。

ビジネス向けのブラックスーツは、モード、個性的、セクシーといった印象を与え、引き締まった男らしさや気品溢れるシャープさを演出してくれます。

礼服に由来する優雅なイメージも備わっているため、コーディネートによっては権威性を感じさせることも可能です。

近年はデザイナーズブランドでもブラックの無地がよく使われており、細身のスーツとのモノトーンコーディネート。

大胆な差し色などでの個性的な世界観を楽しむことが出来ます。

ブラウンスーツが与える印象

代表的なアースカラーであるブラウンにはぬくもりや穏やかさを感じさせる効果があり、落ち着いた大人の雰囲気を演出することができます。

ブラウンスーツのメリットは、なんと言っても周囲とは違う個性的な雰囲気を楽しむということ。

ブラウンは意外にも相性のいい色が多く、ブルーやレッド、グリーンなど、さまざまな色と合わせられます。

特に、青系統の色との組み合わせは「アズーロ・エ・マローネ」と呼ばれており、スーツの本場イタリアでは定番のコーディネートとなっています。

洋服はその日の自分の気持ちを左右します。

まず自分に似合わないという思い込みを外し、その時々のビジネス、パーティ、デートなど、いろいろなシーンにふさわしいスーツ選びを楽しんでみてはいかがでしょうか。



KONAKA(THAILAND)CO., LTD.
TEL

02-234-1118

日本語直通

094-169-1696

E-mail

tokano_ktl@suit-select.com

WEBサイト

https://www.suit-select.com/th/

この記事をSNSでシェア!

一番上へ戻る