【タイ進出動向】NEC、新型コミュニケーションサーバを発売 他

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介

新型コミュニケーションサーバを発売。多様な場面での応用が可能に
NEC

新型コミュニケーションサーバを発売 多様な場面での応用が可能に

NECは22日、バンコクのホテルで記者会見を開き、傘下のタイ法人NEC Corporation (Thailand) Ltd.を通じてタイ市場でITシステムとの連携を強化した新型コミュニケーションサーバ「UNIVERGE SV9000シリーズ」を発売すると発表した。IPネットワーク・イノベーションの技術を活用し、多様な場面で人と人とのコミュニケーションを活性化させようというのが狙い。同サーバは日本では2013年11月に販売を開始しており、市場の評価も高いことから情報の高度化が進むタイなどで投入することにした。
販売を開始するのは、容量ごとにSV9100、SV9300、SV9500のサーバ3タイプとデスクトップ端末となるIP多機能電話DT800/DT400シリーズなど。これまで、電話等のコミュニケーションシステムと受送信管理システム等のITシステムは独立して運営され、二つのシステムにまたがる情報の管理・解析などは人力の介在で処理を行うのが一般的だった。今回発売される新型サーバの登場により、インターフェースが簡易化され、コミュニケーションシステムとITシステムの連携が容易となる。これによって、一層の人と人とのコミュニケーションの円滑化・加速化が図られるとしている。
旧型の8000シリーズに比べて消費電力が少なく、操作がしやすいのが最大の特徴。時間や場所、利用端末に左右されず情報の共有や交換がリアルタイムで行えるといったビジネス・シーンにとどまらず、通常の行政サービスほか、病院内におけるナースコールシステムとの連携や、ホテルでの顧客サポート業務への応用など想定される用途も幅広い。NECでは、将来的にはクラウドや仮想化技術もコミュニケーションの領域に活用する考えも示した。

【写真上】NECの新型コミュニケーションサーバ「UNIVERGE SV9000シリーズ」の発売を発表するタイ法人の役員ら


 

1/16 配分電盤機器等販売のための販売子会社を設立
日東工業

配分電盤等電気機器の日東工業(愛知県)は16日までに、自社製品の輸入販売及びタイ国内工場で生産する電気機器などを販売するための子会社をバンコクで設立することを決めた。4月までに設立手続を終える方針。新会社はNITTO KOGYO (THAILAND) CO., LTD.。資本金は600万バーツ(約2,100万円)。


 

1/19 「サカつくシュート!」タイ語版を提供開始
インデックス

セガ・サミーグループのインデックス(東京都)は19日までに、スマートホン(多機能携帯電話)を使った本格サッカーゲーム「サカつくシュート!」のタイ語版を開発し、提供を開始した。同ゲームは無料で楽しめるスポーツ育成目的のアクションゲーム。2013年12月から日本語版の配信を開始したところ人気はうなぎのぼりで、サッカー熱の高いタイでタイ語版を配信することにした。Android、iOS、Windows Phoneに対応させる。


 

1/20 タイ人向け旅行業を展開
鴻池運輸

総合物流業の鴻池運輸(大阪市)は20日、傘下の日本空輸(東京都)を通じて、タイで旅行業を展開していくと発表した。すでにタイ人投資家らの出資を受け、現地法人を設置している。新法人は「Japan Airways (Thailand) Co., Ltd.」で、資本金は400万バーツ。最近の円安傾向や航空自由化協定、タイ人世帯の所得の向上などから、今後も日本を目指すタイ人観光客が増えていくと判断した。

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