【注目のタイニュース/10月17日〜10月23日】

週刊ワイズで取り上げた【タイローカルニュース】。これさえ読めば、タイの“今”がわかる!?

「父の日」自転車イベント
12月11日(金)開催

プラユット暫定首相は21日、プミポン国王の誕生日を記念し、12月11日に行う自転車イベント「Bike for Dad」の詳細を発表した。それによると、午後3時に、ラマ5世騎馬像をスタートし、ラチャプラソン交差点、チュラロンコーン大学、ルンピニ公園、シーロム通り、ヤワラート、プット橋、ウォンウィエンヤイ、アルンアマリン通り、シリラート病院、ピンクラオ橋を経由し、ラマ5世騎馬像に戻ってくる約29キロのルートとなる。
同暫定首相は「今回のイベントはタイ国内だけではなく、世界70ヵ国で同時に開催する。母の日のBike for Momと同じようにワチラーロンコーン皇太子に先導していただく」と説明した。
また、同日は平日開催となるが、渋滞問題を考慮して、休日にする可能性もあるという。参加受付は、11月2日〜15日までにwww.bikefordad2015.comで登録可能。参加者には、オリジナルTシャツを配布し、約10万人の参加者を予定している。(22日=タイラット)


 

違法漁船6艘を拿捕
乗組員250人逮捕

20日、漁船局はプラチュワップキーリーカン県プラチュワップ湾を運航していた6艘の漁船を漁業法違反の疑いで拿捕し、乗組員250人の身柄を拘束した。乗組員のほとんどがミャンマー人とカンボジア人だった。
漁船は、カタクチイワシ漁のために出船。網の目が、2.5センチ以下の違法仕掛けで漁をしていたところを、巡回中の漁船局にとって拿捕された。漁船位置追跡システム(VMS)を使った初の逮捕となった。(21日=タイラット)


 

【TCT】新国内観光促進を政府提案
所得税免税など3つを柱

20日、タイ観光協議会(TCT)の国内マーケティング部のユタチャイ次長は、新たな国内観光促進策を、近く政府に提出することを明らかにした。新促進策は主に3つ。
① 公務員の海外出張禁止を1年間延長(東南アジアなど近隣国であれば、国内1泊を含めれば可)
②中国の旧正月である春節を祝日とする
③個人所得税の減税措置(国内旅行の費用を、年間1万5000バーツを限度に控除対象とする)の対象費用を、3〜5万バーツに引き上げる。
ユタチャイ次長は「所得税の減税措置は、知らない人が39%もいるので、周知する必要がある」と話した。(21日=ポスト・トゥデイ、カプック)


 

違法電話ボックス撤去

これまで歩行者を阻害するとして、モーターサイの歩道乗り入れや屋台の出店を規制してきたバンコク都が、新たに無許可の公衆電話ボックスの規制に乗り出す。都によると、現在、バンコク市内には6927台の電話ボックスが確認されているが、そのうち許可を受けているのは2760台だという。これまでも広告を貼り付けることを目的とした違法な電話ボックスの設置が後を絶たず、公共事業事務局は違法電話ボックス2万台を撤去してきた。(22日=コムチャットルック)


 

74歳男性、無銭飲食
哀れな姿に訴え取り下げ

20日、ノンタブリー県で74歳の男性が無銭飲食の疑いで、警察に逮捕された。容疑者は、宝くじで10万バーツを当てたと嘘をつき、タイ料理店で客に大盤振る舞い。店側が飲食代約5000バーツを請求したところ、所持金はなく、 困り果てた料理店店主が警察に通報した。男性は刑務局の元高級官僚で、警察が家族(娘)に連絡したところ、「父は毎日問題を起こしている。いい加減にしてほしい。逮捕でもなんでもしてほしい」と拒絶されたという。男性を哀れんだ店主は訴えを取り下げ、警察は帰宅用の交通費として男性に300バーツを渡した。(21日=カプック)


 

「強盗にあった」
ウソ通報で逮捕

パヤオ県チェンカム署は20日、管内で発生した強盗事件が狂言だったとして、事件の被害者だった女性のノイ容疑者(51)を逮捕した。同署の警官が「強盗に襲われた」との通報を受け、現場に駆けつけると同容疑者が「寝室に押し入った男に口と手を縛られ3万バーツを奪われ、犯人が去った後に娘に電話で助けを求めた」と事情を説明。警官が「手と口が縛られているのに、なぜ電話ができたのか」と問い詰めると、一転、狂言を認めたことで逮捕となった。容疑者は「娘から事業資金として借りた3万バーツを個人的に使いたかった」と供述しているという。(21日=タイラット)


 

豪男性銀行強盗
「手元資金尽きて」

19日、オーストラリア人男性のクロニン・サシャリー・エドリァン(23)が銀行強盗の容疑で首都圏警察に逮捕された。容疑者は、バンコク都内パヤタイ区のタナシャート銀行タラートモーチット支店に押し入った際に、偽の拳銃で行員を脅し、現金15万8000バーツを奪って逃走したが、銀行から出たところを警察に逮捕された。容疑者は、動機について「観光で来たが、資金の10万バーツを使い、飛行機代もなくなってしまった」と話している。(20日=タイラット)


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20日、プラユット暫定首相は「2016年タイらしさキャンペーン」に参加するキックボクサー相手に蹴りのパフォーマンスを見せた。(20日=Royal Thai Government)


 

車中で2人が死亡
原因は一酸化炭素中毒

チョークチャイ署によると、16日夜、バンコク都内のレストランの駐車場で、停めてあった車に乗っていたスティダーさん(49)と、その息子のガンパナートくん(5)が 意識不明となり、病院へ運ばれた後に死亡が確認された。死因は、一酸化炭素中毒とされ、20日、2人が乗っていた車を検証。排気管の破損により、一酸化炭素が車外に放出されず、充満したとみている。スティダーさんの夫のブンナムさん(60)は、事故について「友人たちと食事に行き、子どもを寝かせるために妻が先に車に戻っていた。食事後に車へ行くと妻と子どもが寝ていた。起きないので病院へ連れて行ったが、死んでしまった」と語った。(18日=タイラット、20日=マネジャー)


 

【ぜいたく費】年6万バーツ
タイ人の消費行動

英世論調査会社YouGovによると、タイ人の消費行動のうち、外食やエンターテイメントに使われている、いわゆるぜいたく費は、年平均約6万バーツ(週1143バーツ)であることがわかった。東南アジアの他国と比べても高く、要因として、タイの中間所得層が増加し、暮らしが豊かになったことが挙げられる。(20日=タイラット)


 

新たに2人逮捕
日本人殺害、内妻に教唆犯罪

タイ中部アーントーン県で日本人の吉岡和雄さん(83)が殺害された事件で、警察は16日、すでに殺害容疑で逮捕したサムパン容疑者の供述をもとに、吉岡さんの内妻とされるタイ人のパラニー・ナパードン容疑者(48)とサラーウット・サアートシー容疑者(35)の2人を逮捕したと発表した。
サムパン容疑者が「パラニー容疑者に4万バーツで頼まれて殺した」と自供したことで逮捕に至った。警察によると、パラニー容疑者が他の男性と交際しはじめたことで、吉岡さんの財産を奪おうと、サムパン容疑者とサラーウット容疑者に、(自分)パラニー容疑者が外出している際に吉岡さん宅に強盗に入るよう依頼。2人は、13日深夜、寝ている吉岡さんを起こし、金庫を開けるよう強要したが、拒否されたため殺害したという。金庫には80万バーツと日本円で800万円の現金が保管されていた。(17日=デイリーニュース)


 

ウタパオ空港に決定
航空工業団地を整備

政府は、7000万バーツの予算を費やし、検討・選定を進めてきた航空機・修理工場専門の”航空工業団地”について、チョンブリー県のウタパオ空港に決定したと発表した。同空港周辺には135ライ(1ライ=1600㎡)の空き地があり、アマタシティー、ピントン、へマラートなどの航空機部品を生産する企業の多い工業団地が近く、産業集積への利便性などが理由に挙げられた。予算は152億7400万バーツ、2019年までに完成を目指す。アーコム運輸相は「整備は、PPP(官民連携)で行う。来年には着工したい。まずは、閣議に諮りたい」とした。(21日=プラシャシャート)


 

撤去作業はじまる
玩具市場サパーンレック

19日、バンコク都のウィチャイ知事顧問は、ヤワラート地区にある市場「サパーンレック」について、「以前から通告していた屋台規制(10月13日期限)を実行する」と発表。20日9時、都職員と作業員が同市場を訪れ、撤去作業を開始した。
店主らが、立ち退きの延期を求めて人権擁護委員会と内務省へ申し出ていたことについて、都は「法律に従って実行している」とし、12月までに撤去作業を終わらせる方針。(20日=デイリーニュース、カプック)



20日、クラビー県で泥に沈み込んだノルウェー人カップルを救助したシャット氏(左)に対し、コープカーン観光・スポーツ相から「The Pride of Thailand」が贈られた。(20日=Royal Thai Government)


 

自宅に22発の発砲
借金取り立ての脅しか

8日、パトゥムターニー県タンヤブリー市プラトゥナムチュラロンコーン署に、自宅が発砲されたと通報が入った。警察が駆けつけると、現場には、22個の薬莢が落ちており、窓ガラスやドアが破損。家主のカムライ・ブアケオさんによれば、深夜に自宅前で複数台のバイクの騒音が聞こえ、その後に銃声が続いたという。被害者のカムライさんは、ギャンブルにはまり、ヤミ金業者から4000バーツを借金。その後、金利を含む4800バーツを返済せず、業者からの連絡を無視していた。カムライさんは「借金返済への脅しだと思う」と話している。
警察によれば、被害者宅の向かい側に設置されている防犯カメラの映像から、5台のバイクと1台の自動車が被害者宅の前に駐車し、発砲するシーンが確認され、容疑者らの行方を追っている。(19日=デイリーニュース)


 

主要空港、利用者増
1億600万人突破

19日、主要な空港6ヵ所(スワンナプーム、ドンムアン、チェンマイ、プーケット、メーファルアン、ハジャイ)の今年の利用客が、昨年の8750万人に比べて約22%増加し、1億600万人に達したことがわかった。国税局長兼タイ空港公社のプラソン・プーンタネート社長が明らかにした。また、今年の売り上げは2014年の売り上げ397億7000万バーツを上回ると見込んでいる。
同社長は、売り上げ拡大の理由としてLCC(ローコストキャリア)の利用者増を挙げ、「ドンムアン空港は50%増。来年の利用者は、1億1700万人に達するだろう」と期待を込めた。(20日=デイリーニュース)


 

窃盗、強盗多発場所
ラップラオ署が最多

警察庁副長官のポンサパット・ポンチャルーン大将は17日、2014年10月〜2015年9月の間に、各警察署管内で起きた窃盗及び強盗事件数を発表した。それによると、最も多かったのが、ラップラオ署(701件)で、トンロー署(575件)、ミーンブリー署(542件)、バンケーン署(461件)、バンナー署(413件)、ターカーム署(389件)、バンスー署(386件)、バンクンティアン署(367件)、プラウェート署(348件)、パトゥムワン署(343件)と続いた。
犯罪が多発する都内のエリアは672ヵ所あり、そのうちの3ヵ所はラップラオ署管内だという。ポンサパット大将は「街灯が暗い場所は、ライトと防犯カメラを設置する。3ヵ月以内に、犯罪を2割減らすのが目標」と話した。(18日=デイリーニュース)


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