【注目のタイニュース/3月14日〜20日】プラユット暫定首相が安倍首相と会談

週刊ワイズで取り上げた【タイローカルニュース】注目をピックアップ。これさえ読めば、タイの“今”がわかる!?
今週は、プラユット暫定首相が安倍晋三首相と会談したニュースから。

写真提供:Royal Thai Government

写真提供:Royal Thai Government

 

7月に再協議の場を提案
プラユット暫定首相が安倍首相に

仙台市で開催されていた「国連防災世界会議」参加のために訪日した、プラユット暫定首相は14日、安倍晋三首相と会談した。
両首脳は2月の会談で話し合われたタイの鉄道整備に関して、改めて協力体制を進めることで一致。その際、プラユット暫定首相は「互いに覚書(MOI)を用意し、早急に話を詰めたい」と要望した。また、ミャンマーとタイが共同で開発に乗り出しているダウェー経済特区プロジェクトについて、「7月に東京で開催予定の日メコン首脳会合の際に、3ヵ国協議の場を設けてほしい」と安倍首相に提案した。(14日=Royal Thai Government)


 

ドイツ〜タイを就航
ルフトハンザ傘下LCC

ルフトハンザ・ドイツ航空は、傘下の長距離国際線LCC(格安航空会社)ユーロウイングスの運航を3月から開始した。また、このほど発表された冬季スケジュールによれば、ケルン・ボンから、バンコク、プーケット便を就航するという。
運賃は、「ベスト」「スマート」「ベーシック」の3種類を用意。「ベスト」は、23㎏(×2個)まで手荷物を預け入れることが可能で、機内食、優先チェックイン、ラウンジの利用、マイル獲得が可能。「スマート」運賃は、23㎏(×1個)までの手荷物を預け入れができる。「ベーシック」は、手荷物や機内食といったサービス(有料)を自ら選択する。運賃は、ケルン〜プーケットで、7550バーツ(ベーシック)、9850バーツ(スマート)、1万8900バーツ(ベスト)。(19日=プラシャシャート)


 

タイ人の旅行費用が増加
行き先は国内が最多

世界中の観光地・ホテル・グルメに関する口コミ交流サイト「トリップアドバイザー」のババラー・メスシングマーケティング部長は16日、2015年の宿泊と観光に関するタイ人の意識調査結果を公開した。
それによると今年、旅行を予定しているタイ人観光客のうち54%が昨年より予算額を増やしていることがわかった。年間の予算額は8万7900バーツで、昨年の6万5100バーツから35%増加した。ただ、旅行プランの数は昨年と比べ6%減少したという。
また、外国人に比べて、タイ人旅行客のほうが海外旅行より国内旅行を好み、その数は全体の60%以上に上ることもわかった。(17日=ポスト・トゥデイ)


 

タイ中小部品企業が苦戦
日系企業の相次ぐ進出で

タイ中小企業振興局のウィモンカーン・ゴースマート局長代行は16日、この2~3年間で日系部品メーカーのタイ進出が加速し、タイの中小部品企業の操業に深刻な影響が出ていることを明らかにした。特に自動車産業が顕著で、タイで工場を建設した自動車関連各社はタイ資本の中小企業の商品よりも、日系企業から部品を求める傾向にあるという。
同局長代行は「2015年1~2月の受注は昨年比、約4割も減少した。この状態が続くようなら、タイの中小企業は危機的状況に陥るだろう」と警告した。(16日=バンコクビズ)


 

今年の夏は猛暑43℃にも
タイ気象局が中期予報

タイ気象局気候部ガンラウィー・シッティシーワパープ部長は15日、今年3月から5月までの天候結果と中期天気予報を発表した。それによると、3月初旬はタイ北部と東北部で中国大陸から張り出した高気圧の影響によって早朝に涼しく、濃霧を伴い、日中は非常に熱い日が続く。
4月は、風が幾分かは穏やかさを増すものの、東北部の上空を低気圧が覆い、蒸し暑くなって、ところによっては日中の最高気温が43℃にも達するところがあるという。また、このころになるとインドシナ半島に台風が接近し、5月中旬ごろまでは不安定な天候が続く。沿岸部では波も高くなり、場所に応じては2~3メートルの高さに達することもあるという。(15日=ポスト・トゥディ)


 

家計支出は10%上昇
支出上回る世帯は3分の1

タイ国家統計局は17日、2014年の家計消費動向について発表した。調査対象世帯は5万2000世帯。それによると、1世帯あたりの家計支出は約2万892バーツで、13年より約9・6%上昇した。このうち33・9%は食料、飲料、タバコ代に 、1・1%はアルコール代に充てられた。
また、統計局は 今年2月の物価状況についても調査。国民の3分の1は「ガソリンの値段が下がっても他の食品や商品の値段は下がらない」「得られる収入だけでは足りない」と考えている実態が明らかになった。調査対象は18歳以上の国民5800人。判明した主な調査結果は次の通り。
収入が家計支出を上回る世帯は12・3%しかなく、35・7%の世帯は収入より支出のほうが多かった。ガソリンの値段が下がっても、食品や商品の値段は下がらないと感じている国民は全体の59・8%。逆に下がったと感じているのは7・6% 、高くなったと答えたのは32・6%だった。値段が高くなったと感じる商品は果物41・9%、シーフード39・8%など。国民が政府に対策を講じてほしいと思っている商品は、豚肉、米、植物油、化学肥料、それに交通費など。(17日=ポスト・トゥディ、18日=デイリーリニュース)


 

エムクオーティエ開業は3段階
3棟の完全開業は17年

ザ・モール・グループのスパラック・アンプッシュ取締役副会長は17日、BTSプロンポン北側に建設中の大型商業施設エムクオーティエ(エンポリアム2)について、3月27日にソフトオープンし、以後3段階に分けて開業を行う計画であることを明らかにした。
それによると、第1期は3月27日から4月6日にかけて、エムクオーティエ内にある計400のブランド店を順次オープン。第2期の4月29日からは200店のレストランが開店。第3期となるグランドオープンは5月~6月の計画だという。グランドオープンまでの4ヵ月間は、来場客向けのプレゼントも実施する。3000万バーツのパーク24コンドミニアム、ポルシェ、メルセデス・ベンツCLSクラス、パタヤのヴィランダー・レジデント・コンドミニアムなどが抽選で当たるという。
スパラック氏は「エンポリアム、エムクオーティエ、エムスフィアで作るエム・ディストリクトは2017年に完全開業する」と述べた。(18日=カオソッド)


 

今年の5大疾患を発表
狂犬病と熱中症にも要注意

疾病予防局のソーポン・メークトン局長は17日、これからの季節に発症しやすい5大疾患を発表した。下痢、食中毒、赤痢、コレラ、腸チフスの順とされる。これらの患者は現在、19万7504人で、うち17万5270人は下痢で2人が死亡したという。65歳以上の高齢者が多く、次いで15~24歳の若年層だった。
また、5大疾患以外にも「狂犬病と熱中症にも注意してほしい」と注意を喚起。昨年、一年間で狂犬病によって死亡したのは6人に上った。「治癒は不可能。発症したら死亡するので気をつけてほしい」と同局長は話した。(18日=バンコクビズ)

この記事をSNSでシェア!

一番上へ戻る