【注目のタイニュース/4月4日〜10日】タイの王宮が世界3位!? 他

週刊ワイズで取り上げた【タイローカルニュース】注目をピックアップ。これさえ読めば、タイの“今”がわかる!? 今週は、CNNが発表した観光客に人気のある宮殿ランキングのニュースから。

【注目のタイニュース/4月4日〜10日】タイの王宮が世界3位!? 他

 

タイの王宮が世界3位
有名宮殿ランキング

アメリカの有名なニュース専門放送局CNNは1日、観光客に人気のある国際的な宮殿のランキングを発表。タイの王宮が3位に入った。さらに隣接するエメラルド寺院、あるいはワット・プラケオの通称名でお馴染みの「ワット・プラシーラッタナサーサダーラーム」も高い評価を得た。観光客は年間約800万人。1位は中国北京市の紫禁城、2位はフランス・パリのルーヴル美術館だった。
エメラルド寺院は18世紀後期、現在のチャクリー王朝を興したラマ1世の時代に、チャオプラヤー川西岸のトンブリーからエメラルド仏(プラケオ)が移設され、建設された。(1日=ポスト・トゥディ)


 

予約台数は3万7千台
今年のモーターショー

3月25日から4月5日までの日程で開催された「第36回バンコク・インターナショナル・モーターショー」の総入場者数は昨年並みの170万人で、期間中に成約のあった新車予約台数は、目標の4万台には及ばず、3万7027台だったことがわかった。主催者のチャートゥロン・ゴーモンミット氏が明らかにした。
成約件数の多かったのはトヨタの6144台で、次いでホンダの5069台、マツダの4584台、いすゞの4485台、ニッサンの4042台の順。最も人気が高かったのは70万バーツ以上の価格帯の車。高級車の予約が多かったのが、今年の特徴だったという。ハイテク車や新技術を搭載した車への関心も高かったという。(6日=ポスト・トゥデイ)


 

安全性上昇で車減税
物品税局が表明

財務省物品税局のナッタコーン・ウテーンスット税金戦略部長は2日に開催されたタイ自動車企業協会のセミナーで、来年1月から実施される新しい自動車物品税制について触れ、二酸化炭素の排出量だけでなく、乗車する人の安全性も考慮して運用していくことを明らかにした。アンチロック・ブレーキシステム(ABS)や横滑り防止装置(VSC)が搭載された車が対象となる見通し。
同部長によると、普通車の場合、走行1キロメートル毎に100グラム以内の二酸化炭素の排出で最低10%の課税となる。150グラムになると同30%に上昇する。これに加えて、ABSやVSCが搭載されていない場合、35~50%が課税される条件が付加されるという。 (3日=バンコクビズ)


 

遊覧船観光客などが増加
3年後には5倍増も

ラーマーダー・プラザホテルのデチャー・タンシンローン副会長によると、バンコク都内チャオプラヤー川で遊覧船観光などを楽しむ観光客が増加し、現状のペースで推移した場合、3~5年後には現在の5倍に達する見通しであることが明らかになった。同副会長は「バンコク都内チャオプラヤー川沿いのジャルンクルン通りとジャルンナコーン通りは、新しい観光地として多くの観光客の関心を引くことになるだろう」と述べた。
一方、グランドパールとワンダフルパールの二つの遊覧船を運営するグランドパール社のピシット・クンギアッティデート会長は、昨年9月に新型の遊覧船ワンダフルパールの運行を開始したところ、一日あたりの観光客がほぼ倍増したことを明らかにした。外国人だけでなく、最近はタイ人客も遊覧船観光を楽しむ人が多いという。(3日=プラシャシャート)


 

交通違反金は年9億B
道路改修等には転用せず

タイの現地紙「ポスト・トゥデイ」は7日の特集記事で、バンコク都内の交通違反状況について報じた。 それによると、2014年以降これまでに交付された交通違反切符は200万枚超で、毎月15万~18万人の交通違反者が検挙されているという。平均的な反則金は500バーツ。年間で総額9億バーツ余りが徴収されている。
法律により、このうち50%ほどはバンコク首都圏に納付され、交通警察本部には4億バーツ~4億5000万バーツ程度しか残らないという。このため、都内の道路や交通信号の設置や改修などが遅れているとのこと。
運輸省陸運局の統計によると、現時点でバンコク都内に登録された車は876万台があるといい、毎年増え続けているという。(7日=ポスト・トゥディ)


 

警察官不足に「徴兵」制度
1万人の増員計画

警察官の慢性的な不足を受けて、警察庁長官のソムヨット・プムパンムアン大将は3日、警察官増員のため、軍隊の徴兵制と似たような選抜制度を実施する意向を示した。「来年は1万人の警察官を増員する必要がある。選抜制度は徴兵検査と一緒に行いたい。軍隊の(くじ箱)だけでなく、(会場に)警察の箱も用意する計画だ」と話した。
タイ警察によると、現在、警察官一人あたりの国民の数は約800人。年々、負担が増しているという。このため、警察では軍隊の徴兵制度と同様の「くじ引き」による任官制度の検討を進めている。今年の軍隊の徴兵検査では、全国で約10万人が徴兵された。(3日=カプック)


 

フルムーン以外禁止
パンガン島で騒音苦情

タイ湾に浮かぶスラーターニー県パンガン島で4日、世界的イベントが相次いだところ、住民から音量が大きくて迷惑をしていると市当局に苦情があった。このため、5日からはフルムーンパーティー以外は中止することとなった。市当局者は、規模の小さなイベントについても住民に迷惑が及ぶ場合、開催を検討するよう求めている。(4日=タイラット)


 

農家などに国有林使用許可
44条発令で貯水池建設も

プラユット暫定首相は5日、訪問先のチェンマイ県メーオーン市で農家に対し、7282ライ(1ライ=1600㎡)の国有林の使用許可を与えた。さらに同首相は、北部地域などで干ばつや洪水が広がっている問題についても触れ、「国民が抱える困難を解決するために暫定憲法44条に基づく命令を出す用意がある。すでに700万バーツの予算で貯水池を造らせる命令を出した」とも述べた。
暫定憲法44条は、軍事政権の意思最高決定期間である国家平和秩序維持評議会(NCPO)の議長を務めるプラユット首相に立法、行政、司法の三権を超越する権限を与える規定。(5日=ポスト・トゥディ)

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