【BUSINESS TOPICS in Thailand】CLOSE UP▶リクルート

経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。

タイ日系企業は業績好調
採用意欲高く、求人増

リクルート(東京都)は、アジアを中心に人材紹介事業を展開するRGF International Recruitment Holdings Limited(香港)を通じて、このほど、2018年1−3月期の中国・東南アジア・インドにおける日系企業を中心とした求人・求職者の動向をまとめた。それによると、タイの日系企業は業績好調で採用意欲も高く、求人も前年同期と比べ増えている。
タイ現地法人で採用し、周辺国に拠点を置く日系企業を対象に出張を想定した日本人営業職の募集も増加。カンボジアやミャンマーに進出する日系企業の増加が背景にあるという。また、バンコク以外に進出する日系企業では、日本語能力を持つ人材、エンジニア人材が慢性的に不足しており、タイ人を対象とした求人のうち8割を占める。
さらに、同社タイ現地法人によれば、「タイの大学では、5、6月卒業の学生が多く、日系企業への就職を希望するタイ人新卒学生も就職活動を始めている。学生のキャリア志向と自社の方向性が合致しているかを確認、魅力付け、訴求することが採用力向上と定着のカギ」とのこと。
一方で日本語能力のある人材は希少なため給与相場も高く、採用の難易度は高い。

フィンテック人材も

その他、中国は、半導体・産業機器関連企業の採用意欲が高く、ITエンジニア募集も増加。ベトナム経済も好調で、人材需要が高いため転職市場は活発。日系企業の業績は17年に引き続き好調で、多くの企業が事業拡大段階にあるとした。シンガポールや香港では、高度人材として、フィンテック(Finance Technologyを組み合わせた造語)人材のほか、関連する暗号通貨、ブロックチェーンの市場で新たな職種が生まれており、関連する企業では積極的に採用活動を行っているという。
同校5周年を祝うため多くの関係者が出席


 

4/26 2018年度定期総会を開催
タイ国日本人会

タイ国日本人会は4月26日、約170名の役員・会員のもと定期総会を開催した。昨年度の諸活動報告に加え、「今年で創立105年を迎えるにあたり、由緒ある伝統を守り、新時代に即した日本人会を目指します」と、島田厚会長が今年の意気込みを語った。

島田会長(左から3番目)を囲んで

4/27 バンコク日本人商工会議所(JCC)
新会頭にトヨタ自動車の菅田氏

バンコク日本人商工会議所(JCC)は4月27日、2018年度の定時総会を開催し、タイ国トヨタ自動車の菅田道信社長の会頭就任と、三役会メンバーなどを承認した。任期は1年。


 

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