変わる高速道路のサービスエリア

千葉の市原SA。施設内にはオリンピックの手作りディスプレイもあった
第19回

変わる高速道路のサービスエリア

写真・文/吉田一紀

仕事では車を運転して移動することが多い。少し長い距離を走る時、お世話になるのが高速道路に設けられたサービスエリア(SA)である。ハイウェイオアシスなんて名付けられたSAもあるが、2020東京大会が近づくにつれて、それらに少しずつ変化が見られるようになってきた。
まず、トイレなどの案内に外国語表記が充実してきた。英語はもとより中国語や韓国語も併記されていて、いかに外国人観光客の高速道路利用が増えてきたかを感じさせる。また、僕がとても良いことだと思っているのが、お洒落にリノベーションされているSAが目立つようになってきたことだ。以前はどこも同じような雰囲気の施設ばかりだったが、そこだけの個性を打ち出して「なかなかいいじゃない」と思わせるSAも多い。そこで提供される食事もご当地ものが並ぶようになり、それもSAに立ち寄る楽しみの一つとなってきた。
来年のオリンピック開幕にタイミングを合わせるようにして、様々なインフラが素敵に変化している。外国から訪れた人たちが少しでも楽しく過ごせるようになることは、つまるところ僕たち日本人にとっても楽しみの一つとなる。

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