ステマか?タイ芸能界に激震

どんな場面もカメラの前では笑顔の女優たち

俳優やアイドルなど有名セレブも関与? 違法サプリメントなど1億バーツ相当を押収

今年2月、食品・医薬品委員会事務局に、フェイスブック上で販売されていたサプリメントや化粧品の購入者から苦情が相次いだ問題で、タイ芸能界に激震が走っている。

苦情は、「手が震える」「呼吸が苦しくなった」など健康被害を訴えたもので、調査の結果、同商品がFDA(タイ国食品医薬品承認局)を取得せずに販売していたことが発覚。

警察は販売元のマジックスキン社を捜査し、同社が保有する倉庫から商品1億バーツ相当を押収。

続いて、捜査官100人により、バンコク都内など13カ所の関連会社が入居するビルを一斉摘発。

居合わせた同社社員1人を逮捕した。

同容疑者の証言により、商品の製造場所はパトゥムターニー県であることが判明。

すぐに警察が乗り込み、未登録の商品や偽の登録商品、約260点を押収したという。

商品テストの結果により、宣伝で謳っていた効果がないことが判明すると、捜査のメスは、同宣伝に関わった著名人へ。

同社から数万バーツを受け取り、自身のインスタグラムやフェイスブックで宣伝したとされているのは、俳優・アイドルなど全56人。

実名も挙がり、タイ全土で話題となっている。

同商品のレビューを書き込んだ著名人らは、「未登録商品とは知らなかった」と、自身も被害者だと主張している。

日本でも過去に、著名人らがあたかも自らの感想として、宣伝行為をしたステルスマーケティング(ステマ)が問題になった。

果たして、今回のタイでの事件。

著名人は、どこまで知っていたのか? 捜査の行方が気になる。

この記事をSNSでシェア!

一番上へ戻る