VOL.43 LCC 乗客数世界一 VS 高い定時運航率

「安くて快適」と、世界中でLCC(格安航空会社)の人気は衰えませんが、タイ国内では「Thai AirAsia」と「Nok Air」の2社がマーケット1位の座を争っています。  2015年は、マレーシアの航空会社「Air Asia」の関連会社「Thai AirAsia」が、乗客数のマーケットシェアにおいて28.5%を獲得し、1位に輝きました。就航路線は44を誇り、1週間で1000便以上運航しています。保有機数は、16年末の時点で51機。20年まで、毎年、飛行機を5機導入するという目標を発表しています。  タイ国際航空が大株主の「Nok Air」。16年には「定時運航率が高いLCC」でトップ10に選ばれました。今年はパイロットのストライキや大量辞職などが原因で売上は減少しましたが、乗客数の面においてはシェア24.8%と、変わらず市場2位をキープしています。

PROFILE:Thai AirAsia

2001年、マレーシアで設立。2004年にタイ進出。タイでは「Asia Aviation Public Co., Ltd.」が運営。2015年の成長率は16%で、売上は290億バーツ。

PROFILE:Nok Air

2004年設立。当初は「Sky Asia Ltd.」という名前だったが、2013年に「Nok Airlines Public Co., Ltd.」に社名変更。2015年の売上は約130億バーツ。

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