スクムパン都知事が休職

スクムパン都知事が休職

選挙やり直しの訴えが受理され、バンコクのトップが職務停止に

3月28日、タイ控訴裁判所はバンコク都知事選挙のやり直しを求める選挙管理委員会の申し立てを受理した。これにより、スクムパン都知事は判決が下されるまで休職、プッサディー副都知事が職務を代行することとなった。
前回の都知事選が行われたのは2013年3月。民主党候補のスクムパン氏と、タイ貢献党候補のポンサパット氏の対決だった。スクムパン氏は都知事選史上最多となる125万6349票を獲得。次点のポンパサット氏に18万票近い差をつけて、二期連続の当選を果たした。また、このときの投票率は過去最高の63・38%を記録。バンコク都民がいかに関心を寄せた戦いだったかが見て取れる。

そんな盛り上がりをみせた都知事選から一年。「あのときの選挙活動は違反だ!」と、今さら感が否めない訴えが通った。

選管に訴えを起こしたのは、タイ貢献党のルアンクライ・リーキットワッタナ下院議員と、半独裁民主戦線(赤シャツ隊)のヴィンヤット・シャートモントリー弁護士。当時、ワシット・デートクンショーン警察大将がマティション新聞に寄せたスクムパン知事への票を促す記事と、反政府デモ隊を率いるステープ元副首相ら民主党のメンバーが、応援演説で対立候補を誹謗したことが違反とし、選挙のやり直しを申し立てた。ステープ元副首相が「対立候補のポンサパット氏を選ぶことは、タクシン主義を選ぶことと同じ。タクシン元首相はタイの王政を変えようとしている」と発言したことが問題となっていた。

この申し立てを受け、選管委員5人のうち3人が選挙のやり直しを指示。ソムシャイ選管委員は自身のフェイスブックで、スクムパン陣営に選挙違反があったことを認めている。

さて、休職となった都知事だが、再選挙となった場合でも、立候補できる権利はある。そもそも、他の候補者を誹謗したのはスクムパン都知事本人ではないため、選管は立候補が可能な“イエローカード”を出すにとどまった。裁判所は4月23日に証拠を検討、その後の判決次第で再選挙か否かが決まる。

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