宰相の憂鬱

「選挙をやっていいのだろうか」。まさかの問いかけ

 


プラユット暫定首相が、テレビ番組で投げかけた国民への質問が大きな波紋を呼んでいる。首相の質問は次の4つ。


①「選挙を行って本当に良い政府が選ばれるのだろうか」
②「選ばれなかった場合はどうすればよいか」
③「選挙は民主主義の原則だが、国の将来を考えずに選挙を行うべきか」
④「不適切な行為を行った過去の政治家をどう思っている? それを許して、選挙への出馬を許していいものか? また問題を繰り返した場合は、誰がどう解決するのか」


質問への回答は、各県に設置するダムロンタムセンター(公務への問題を受け付ける内務省の出先機関)で受け付けるという。最後に首相は「すべての回答に目を通すので是非とも声を聞かせてほしい」と求めた。


一国の宰相が、こうした質問を国民に投げかけるのは極めて異例ではないだろうか。当然、番組終了後のインターネット上では「首相を続けたいということか」「首相にはずっと続けてほしい」「自身が選挙に出て答えを出せばよい」など、賛否両論、議論百出といった様子だ。


首相府広報官は、すぐに「国民の意見で問題を解決したいという首相の本音だ」と発表。首相自らも「政府に対し悪意ある人らが、地方の国民を騙している。国民に良い国について考えて欲しかった」と弁明した。


一方、政治家を暗に否定した首相の行為に対し、民主党のアピシット元首相は「悪人を排除する憲法を作ったのに、今さら自信のない質問をするとは―」と揶揄すると、タイ貢献党のピチャイ元エネルギー相も「これは民主的な考えではない」と批判。これに対し、首相は「政治家には聞いていない」と一蹴するなど、論争は続きそうだ。


果たして、回答はどのくらい集まるのか。なお、政権発足3年を迎え、あるアンケートでは、「新首相を選ぶ際にプラユット暫定首相を再認するか」の質問に対し、52.8%が「選ぶ」と回答している。

 

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