21世紀型カンニング!?

受験生が見ていたのは時間ではなく、スマートウオッチに届く解答だった

 

「悪いことだとわかっていても、つい出来心で……」と一度は脳裏をよこぎった人は少なくないだろう。そう、魅惑の悪事“カンニング”がタイで大騒動となっている。ことの発端は、先日行われたランシット大学の医学部・歯科学部・薬学部での入学試験で発覚した組織ぐるみのカンニング。
事件は、3回に分けて実施される入試2回目(5月7日)に起こった。同試験は130人の募集枠に、3000人が挑む狭き門で、受験生はみな必至だ。カンニングという誘惑に負け、発見された5人は、当然ながら即退場となった。本来であれば、世間を騒がせるほどでもないが、学校側は発見した5人のカンニング方法に驚愕。受験生が着用するスマートウオッチに何者かが解答を送っていたことがわかり、犯人追跡のため、次の日の試験続行を決めた。
あくる日、試験管が目を光らせる中、試験は開始された。犯人らは早々に動いた。試験を早く終えた人のために用意されている退場可能時間(45分)が過ぎた頃、そそくさと退場する受験生を発見。本来の試験時間は3時間。かけていたメガネもどこか怪しい。退場したところで声をかけ、メガネを見せてもらうとフレーム縁に小さな穴があり、カメラが仕込まれていたのだ。聞けば、映しだされた試験問題を他の場所で解き、答えをスマートウオッチに送っていたという。それを進学塾が行っていたというからタチが悪い。この塾は、受験生に5万バーツでカンニングを持ちかけ、合格すればさらに80万バーツの報酬を受け取る契約を結んでいた。
いずれにせよ、大学側は警察に通報。関係者すべてを刑事訴追する構えだ。同事件を受けタイ医療評議会のソムサック会長は「非常に残念だが、今回不正が見つかった受験生は、例え、他の大学(医学部)に合格しても、卒業後の医師免許試験時に前科を問われ医師にはなれないだろう」と厳しいコメントを出した。
日本でも、同様の高額所得者やタレントの子どもを狙った替え玉受験が発覚しているが、テクノロジーを使った今回のカンニング。「なるほど!」と思った人もいるかも知れないが、くれぐれも良い子は真似をしないように。

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