4G再入札決定!

ジャスモバ、支払い期限守れず、あえなく権利剥奪。NBTCは損失捜査を開始

 

「落札金額を支払えるのか?」。不安は現実のものとなった。
昨年、数日間に及ぶ攻防が繰り広げられた、携帯電話の第4世代(4G/900㎒帯)サービス向け電波の入札。結果、タイ3大キャリアに割って入り、新規参入を果たしたジャスモバイルだったが、当初から危ぶまれた支払い能力への不安が現実となった。ジャスは21日の期限を過ぎてもライセンス料756億5400万バーツのうち、頭金80億4000万バーツと銀行融資保証を用意できず、権利を剥奪された。
国家放送通信委員会(NBTC)のターコン事務局長は23日、再入札の実施を決めるとともに、ジャスに対して納付済み6億4400万バーツ(預り金)を没収し、さらには法律に則り、処罰を下すと厳しい内容を発表。同時に、再入札に関して、4月12日までに再入札条件を決め、4月18日〜5月23日で公聴会を開き、官報掲載を経て6月末頃に実施するとした。当然、ジャスは次回入札に参加できない。再入札のスタート金額については、当初からNBTCは「ジャスの落札金額とする」としていたが、「高額すぎる」「前回と同じ160億バーツとするべき」との批判が殺到するも、同事務局長は「700億バーツ以下にはしない」と一蹴した。
一方、“ジャス支払えず”の衝撃を受け、タイ証券取引所(SET)は株式市場への影響を懸念し、親会社であるジャスミン・インターナショナル(JAS)の株式取引の停止を命じ、「支払えなかった理由と、今回の件による損失や財務状況を改めて説明すべき」と求めた。
これに対し、ジャスは「4Gサービスへ投資予定だった中国企業の手続きが間に合わず、金融機関の保障証を用意できなかった」と文章で回答。
4Gサービスに使う周波数をめぐっては、入札事態が二転三転を繰り返し、ようやく実現(入札実施・落札業者決定)にこぎ着けただけに、準備してきたNBTCからすれば、顔に泥を塗られた気分だろう。故に、NBTCは今後、捜査委員会を設置し、ジャスを捜査すると厳しい姿勢を示す。ジャスの代償はどのくらいか、今後のお沙汰を見守りたい。

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