EEC申請がワンストップ

オンラインで、企業登録からビザ・ワーパミ取得まで

東部経済回廊(EEC)事務局は10日、EEC域内に進出する企業の各種申請を簡素化するワンストップサービス「EEC-OSS」を開始したと発表。

これにより、EEC内に工場を建設するために必要な認可期間が、これまでの158日から78日に短縮される他、提出書類も60件から42件に削減されたという。

タイに住むビジネスパーソンならば、チョンブリー、チャチューンサオ、ラヨーンの3県にまたがる東部経済回廊(EEC)構想についてご存じだろう。

政府が中進国の罠からの脱却を掲げてぶち上げた、産業高度化を目指す「タイランド4.0」の中核で、すでに、スワンナプーム、ドンムアン、ウタパオの3空港を結ぶ高速鉄道計画や、域内3港湾施設の拡張など、巨大公共事業が目白押し。

電気自動車やデジタル産業といった最先端産業を集約すべく、外資誘致に力を注いでいる。

しかし、域内誘致を決めた外資企業にとって、従来の企業登録の申請に要する期間や書類の多さ、さらには担当官によりルールが異なったり申請場所が複数にまたがるなど、煩雑さや足かせの多さが悩みのタネだった。

そこで、同事務局は8つの政府機関と協力し、オンラインシステム「EEC-OSS」を開発。

今後は、ウェブサイト「https://www.eeco.or.th/en/content/one-stop-services」から、企業情報を登録できる他、サイト内で会社設立や滞在ビザ、ワークパーミット(労働許可証)などを申請できる。

カニット事務局長は「実際に煩雑さや足かせを理由にプロジェクトが白紙となった案件もあったが、今後は機関損失を最小限に防げるだろう」と話す。

ちなみに、今年1〜8月のEEC域内への投資は4976件(前年同期比2.03%増)で、投資額は174億バーツ。

一方、これまでのEEC向け全海外投資案件では日本が最も多く、約半数を占め、中国(9%)、シンガポール(5.63 %)と続くのだが、昨今は中国企業の視察団が相次ぎ、確実に進出が増加中。

今後、このワンストップサービスによって、さらに加速することが予想される。

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