旅人の聖地 再起へ動き出す

今月30日、カオサン通りの屋台営業が 解禁。毎月末に遊興イベント開催も

ピーク時には1日4〜5万人の観光客が訪問。

飲食店やマッサージ、ゲストハウスなどサービス業態が密集するタイ随一の繁華街・カオサン通りだが、新型コロナウイルス(COVID-19)の煽りが直撃し、通りから人が消えていた。

徐々に規制が緩和され、飲食店や露店など街に灯りが戻ってきたものの、同地の魅力を語る上で欠かせない屋台営業は未だ禁止となっており、物寂しさは拭えない。

かつて世界中のバックパッカーが旅の拠点として同地を訪れ、旅人の聖地として一般観光客までも虜にしてきたカオサン通り。

近年はバックパッカーの影は薄まり、観光地化が加速。

モダンなバーやクラブが増加し、タイの若者が遊びに繰り出すスポットとしても賑わうなど、さまざまな姿を見せてきた。

そんな同地の復興を盛り上げるべく、バンコク都は7日、今月30日から同地における屋台営業の再開を発表した。

同地を管轄するプラナコーン区役所には、出店希望者が殺到。

既存の屋台280軒に加えて、新たに200軒が出店する見込みという。

しかし、大量の屋台群をどのように運営するのか…。

頭をよぎるのは、バンコク都が3年前に掲げた観光促進とイメージ向上を目指す屋台規制及び整備。

通行を妨げる路上営業は禁止とし、行き場を失った屋台をカオサン通りとヤワラートに集結させるという算段だった。

その政策はコロナ禍でも進行。

カオサン通りでは舗装や電線の地中化といった景観整備と共に、通りの両脇に鉄製の分離帯を設置し、露店や屋台の出店位置を指定。

一軒の規格は幅1.5m×奥行き2mに、営業時間は9〜16時と16〜24時の二部に分けるといった規約を設け、多くの屋台を受け入れる体制を構築していたのだ。

これにより、一日最大480軒の出店が可能になったという。

そして屋台解禁と同時に、30・31日にはタイ各地の物産販売や飲食ブースの出店、音楽ライブ、同地の軌跡を紹介する展示会などさまざまな催しを実施予定。

これまで外国人旅行客に依存してきたカオサン通りが、今後どのような変化を見せるのか。

その新たな一歩に注目したい。

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