都市の再開発で観光創生に活力

バンコク都心の開発ラッシュにより、 かつての“オタクの聖地”も大変貌!

コロナ禍で一変したレジャー・観光業は、この先どう変わるべきか。

インバウンド回復への青写真を描きつつも、時代に埋もれた風景や眠れる街を観光資源として呼び醒まし、魅力的なデスティネーションに育てることで国内の観光需要をテコ入れをする。

そんな中長期的な施策に期待が集まる。

バンコク都庁はこのほど、都内のサムパッタウォン区とプラナコーン区を隔て、チャオプラヤー川に合流するオーンアーン運河一帯の開発計画について追加策を発表した。

クロントム市場(通称・泥棒市場)の西側を流れるこの運河上にかつて、ゲームやおもちゃ、電化製品などの中古・コピー商品を販売し、“バンコクの秋葉原”と呼ばれた電脳街「サパーンレック」が存在していたことはご存じだろうか。

都の誘致により、1985年頃から同市場の事業者らが移転し、仮設のような店舗が密集していた「サパーンレック」。

しかし汚水の垂れ流しや違法商品の販売、不法就労問題が散見されたことから2015年9月、都は全面撤去を決定。

両区合わせて500軒が代替え地として提案された区外3つの商業施設・市場へと散らばった。

撤去完了後、都は約3.3億Bの予算を投じて運河の排水設備や景観の改善工事に着工。

“川沿いのあたらしいランドマーク”をスローガンに、昨年までに全長1.9kmに渡る遊歩道などを完成させた。

またロイクラトン(灯篭流し)が行われた今年10月31日には、歩道沿いの壁やマンホールの蓋にボランティアのアーティストらが手掛けたストリートアートをお披露目。

自転車で生地を運ぶ布問屋や舟が往来する在りし日の中華街の日常などが描かれ、文化が香る新しい景観が誕生した。

この他、夜間のライトアップや毎週金・土曜には洒落たナイトマーケットも開催。

電脳街のイメージを完全に払拭し、観光地化に向けた認知度向上に本腰を入れる。

つい先日屋台のデザイン統一を発表した繁華街・ヤワラート通りに接することから、集客導線も申し分ないと言えるだろう。

同地やカオサン通りを筆頭に、バンコクは目下再開発に邁進中。

懸念も数あれど、今はただ未来へ櫂を漕いで行くしかない。

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