新駅の誕生とスマート構想

日本の国土交通省などの協力を得て バンスー区をスマートシティへ

2000年以降、日本の都市開発にまつわるキーワードに「スマートシティ」が目立つようになってきている。

茨城県つくば市などはこれをいち早く提唱して話題となったが、このタイでもいよいよスマートシティ構想がスタートした。

11月23日、内閣は運輸省、タイ国有鉄道、そして日本の国土交通省とUR都市機構の間で、「バンスー覚書草案」をまとめたと報告。

バンコク都バンスー区をスマートシティへ向けて開発する決定を下した。

この草案の目的は、タイ日間における都市開発プロジェクトの促進。

タイから日本へは都市開発プロジェクトに関連する資産情報と規制情報を送る。

そして日本からは政策と都市開発に関連する実践的な情報や手段を提供する。

つまり、日本での経験則を生かした都市開発を、タイのインフラに合わせた形で展開するという計画だ。

バンスーと聞いてピンと来るのが、あの巨大な新しい駅。

このバンスー中央駅は総面積27万4192㎡。

24ものプラットホームを持ち、ターミナルビルは地下1階・地上3階建て、広大な敷地に建造された巨大なビルディングだ。

バンスースマートシティ構想はこの駅を中核として考えられていて、スマート交通、スマートエネルギー管理、スマート環境管理の3本柱を持って推進されていく予定だ。

地域冷却ネットワーク、太陽光発電、排水管理、情報通信システム、道路交通網のEV化、そしてチャトチャック公園周辺の緑地などが織り込まれ、洗練された賢く機能するハイテク都市を目指すことになる。

バンスーがスマートシティ構想の地として選ばれた理由には諸説があるようだが、その最たるものはここが将来的な交通のハブになるからというもの。

現在のフアランポーン駅に代わり、バンスー中央駅が巨大ハブステーションへと進化する。

完成すれば東南アジア最大の駅となり、将来的には国内の空港間を結ぶ高速鉄道の核にもなるという。

新駅の誕生は、タイの交通インフラを劇的に変化させながら、未来志向のスマートシティを進化させていくことになりそうだ。

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