テニス元日本チャンピオンが
伝える“国境を越えた体験を”


夕方のテニスコートに響くのは、子どもたちとコーチの声。
そして、ボールをラケットで打つ音―。全日本選手権を制覇し、
プロテニス選手として世界で戦った経験のある金子さんが伝えたいことは。

 

日々が過ぎるスピードは、年を重ねれば重ねるほど増していきます。幼少期を振り返ると毎日が濃密で、その時間が、その体験が、今に影響していると感じる人も少なくないはず。そんな大切な幼少期を今、ここタイで過ごす子どもたちに伝えたい想いが、金子さんにはありました。

「僕は高校時代からテニスで世界各国を訪れる中で、さまざまな人に出会ってきました。当時はそれが何の意味を成しているか考えることはありませんでしたが、その後はその人たちが新たな出会いを導いてくれたり、ビジネスを支援してくれたりと、すべて“今”に繋がっていることばかりです。子どもたちには、異国で萎縮することなく、将来に繋がる出会いをどんどん増やしていってほしい」。

タイでは、日本のように子どもたちが外で気軽に遊べる環境が少ないのが現状です。慣れない異国暮らしを楽しめる子、馴染めない子、鬱々とする子……。環境の変化に対する反応はさまざまですが、新たな出会いの場として、また楽しいタイ生活を送る場として活用してほしいのが「APF Academies」だと、金子さんは言います。国籍を問わず、生徒は4歳から70歳まで300人ほど。APFを通して友人が増え、毎日が楽しくなったという声がよく聞こえてきます。

言語は“テニス”で十分です。
国籍を越えて通じ合えるから

テニスの試合では、コートに入ったらコーチが選手にアドバイスを送ることはできません。頼れるのはたった一人。自分自身を常にコントロールしなければいけない競技だからこそ、心と体のどちらも育むことができると言われています。

金子さんがテニスの道を歩み始めたのは、テニス好きの両親がきっかけでした。ラケットを握ったのは7歳のころ。以来、中学2年生までほぼ毎日、休むことなく父親と一緒に練習をしていたそう。イチロー並みの練習を苦とも思わず、「テニスは当たり前のように自分の側にあった」と穏やかな口調で言います。

小学5年生の時に1年間、アメリカでのテニス留学を経験。テニススクールに一切通うことなく、12歳以下の日本選手権で準優勝。14歳以下で優勝。以降はスクールに通い、より高みを目指してテニスと向き合ってきました。高校卒業後は、プロのテニス選手として世界を転戦。1995年には全日本テニス選手権で優勝。ケガのため26歳で引退するまで、自らを追い込む厳しい世界で戦い続けました。

早い時期から世界に出て、世界を意識してきたことにより、日本だけが全てではないと思うようになったのは自然な流れ。そうして気づいたのは、世界で戦える選手にもっとも必要なのは元来の才能ではなく、地道にコツコツ継続する力。それによって、大きな才能が花開くのだと、指導者になり改めて実感したのだそう。

これはテニス以外の全てに通じることであり、「失敗しながらでも、どんどん挑戦して」というメッセージでもあります。

「APFはただのテニススクールではありません。タイの楽しみ方、人生の楽しみ方に気づける場所だと思っています。今、目の前の出会いは“点”でしかないかもしれないけれど、将来きっと“線”になって繋がっていくはずです」。

金子さんは現在、タイに留まらず、定期的に日本各地を回ってテニスイベントを開催しています。伝えたい想いは、ただひとつ。怖がらず、未来に繋がる今を。

学校から帰ってきた子どもたちが夕方から集まり、コートに活気がみなぎる

 


PROFILE
金子 英樹 Hideki Kaneko
APF Academiesマネージングダイレクター。1974年生まれ。東京都出身。プロを引退後、日本でテニススクールを開設。2004年にシンガポール、2005年にバンコクでテニススクールを開設。リフレッシュ方法は、自分のことを誰も知らない場所に行くこと、子どもと遊ぶこと。好きな言葉は「時流」(時は流れてしまうので大切にしなきゃという戒めの意味も込めて)。

 


APF
Academies
子どもから大人まで、
タイ生活がもっと楽しくなる!
プロダクトもかわいいお店

スクンビット・ソイ26にあるテニススクール。屋根付きコートで、天候も気になりません。
無料体験受付中!
[問い合わせ・ご予約]
BTS:02-665-6278
Website:apfacademies.net


編集部より
世界で戦ってきた金子さんの経験は計り知れませんが、今こうして競技を越えた話を子どもたちと、テニス初心者の私たちにも分かる言葉で伝えてくれ、取材時間は何よりも貴重なひとときでした。(M)

取材・文 山形 美郷
 


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