経済成長を続けるタイで、躍動する日系企業の“いま”をトピックで紹介。
初年度１００社を目標
勘定奉行と連携サービス
システムコンサル大手のビジネスブレイン太田昭和（東京／以下ＢＢＳ）のタイ現地法人BBS（Thailand）とマルチブック（東京）は２５日、オービックビジネスコンサルタント（東京／以下ＯＢＣ ）の業務パッケージ「勘定奉行」とデータ連携可能なクラウド型会計ソフト「multibook」を基盤とした「経理パートナーサービス」を、タイ進出日系企業向けに“低価格”で提供するサービスを開始したと発表。初年度１００社、３年後には累計５００社へのサービス提供を見込んでいる。
同サービスは、「multibook」の会計情報を活用し、会計業務に不慣れな営業や、製造・生産系出身の現地マネージングダイレクター（以下ＭＤ）を支援する。会計に不慣れな担当者が行う記帳の正確性を向上させ、手戻り作業を削減するほか、日本本社への会計報告書作業を軽減し、本社からの質問対応の回数を減らすなど、人的会計コストを大幅に削減できるという。これにより、日本人ＭＤは本来の経営・事業戦略やマネジメントといった業務に専念できるようになるとともに、ＢＢＳの専門家による会計情報を活用した経営アドバイスによるビジネス拡大にも貢献する。また、不正への牽制効果もあり、現地スタッフによる円滑な経理業務の“現地化”が図れる。
今後、２社はタイ以外の中国・ASEAN諸国の日系会計事務所とも連携し、サービス提供地域を拡大していく。同サービスは、現地契約のほか、全国のＯＢＣパートナーとも連携し日本契約も可能だという。
BBSの松江芳夫COO（左）とOBCの和田成史社長（中央）
07/22 キャラバンカー“HiOptimus”お披露目
HIOKIシンガポール
自動車・電機メーカー向けに電気計測器などを製造する日置電機の子会社「HIOKIシンガポール」のタイ駐在員事務所は22日、ゲートウェイエカマイでイベントを開き、現場で展示・実測ができるキャラバンカー“HiOptimus”をお披露目した。同社は「今後は、弊社製品を積んだ車で顧客のいる場所（工場）を訪れ、実際にMade in Japanの高品質な電気測定器を見て試していただける」と話す。キャラバンカーには、レコーダ、データロガー、電力計、電子部品用測定器（LCRメータ、抵抗計）、安全規格試験器と現場測定器（DMM、クランプメータなど）の数多くのカテゴリー製品を車内に展示。測定器に最適なシミュレータを搭載することで、その場で実測も可能だという。
（左）飯塚所長、同社代理店のLEGA CORPORATION真屋社長
実際に測定機器が並ぶ車内
07/28 タイ9店舗目をセントラルピンクラオに
コナカ
スーツ専門店大手のコナカは28日、タイ９号店目（デパート店としては４号店目）をセントラルピンクラオにオープンする。総売場面積は７５.９８㎡で、開店初日はプロモーションとしてオープニングキャンペーンを行うという。オープンは８月８日（火）午前10時30分。同社はタイでスーツセレクトブランドを展開している。
