【ベトナム】クアンニン省に新経済区、2035年の完成目指す

【亜州ビジネス編集部】

グエン・スアン・フック首相は、北部クアンニン省にクアンイエン経済区を設立する決定書に署名した。ベトナムニュースが9月29日付で伝えた。

同省南西部のクアンイエン町に位置し、開発面積は1万3303ヘクタール。6403ヘクタールの土地に都市・工業・ハイテク地区を整備するほか、港湾地区も設ける。2035年の完成を目指す。

バンドン経済区(クアンニン省)やディンブー・カットハイ経済区(北部ハイフォン市)、タイビン経済区(北部タイビン省)など周辺経済区との連携による相乗効果が期待される。

なおクアンイエン町では、18年にクアンニン省ハロン市と港湾都市ハイフォン市を結ぶハロン〜ハイフォン高速道路が開通したことで不動産開発が盛んだ。例えば、コングロマリット(複合企業)大手ビングループは開発価値165兆ドン(約7500億円)の住宅・商業地区「ハロン・グリーン」を建設中。またタイのアマタ・グループも1億5500万米ドルを投じるソンコアイ工業団地の建設に着手しており、第1期が今年完成する予定だ。


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