【カンボジア】中国がFTA調印、来年初めにも発効

【亜州ビジネス編集部】

カンボジアと中国は12日、両国間の自由貿易協定(FTA)に調印した。来年初めの発効を予定している。

中国商務部によると、カンボジアの輸出品目の97.5%、中国の輸出品目の90.0%が最終的にゼロ関税となり、両国にとってこれまでで最も障壁の低い貿易協定となる。

カンボジアからの輸出では、アパレルや履物、皮革・ゴム製品、農産品、電子・機械部品などが関税減免の恩恵を受ける。一方、中国は紡織素材・製品や機械・電子製品、金属製品、輸送機器、宝飾品などの輸出拡大に期待できる。

協定には貿易以外にも、電子商取引(EC)や「一帯一路」などでの相互協力も盛り込まれた。観光や運輸、農業を含む幅広い分野で両国の企業に相手国への投資を促す狙いがある。

調印式に出席したカンボジアのフン・セン首相は「経済面、政治面で大きな重要性がある。中国との友好的協力によってカンボジアはさらに発展する」とFTAを高く評価したとロイター通信などが伝えた。

カンボジアは今年、人権問題を理由に欧州連合(EU)から貿易優遇措置の一部を取り消されており、対中FTAへの期待は大きいとみられる。

両国間のFTA交渉は今年1月に始まり7月に終了。交渉から調印までわずか9カ月のスピード締結となった。カンボジアは東南アジア諸国連合(ASEAN)の一員としてASEAN中国FTA(ACFTA)を締結している。

なお、中国は今回、カンボジアに1億4000万米ドルの資金を供与することも決めた。12日に発表された声明によると、資金は同国と香港を結ぶ海底光ケーブル、国道71号線、送電、コメの生産・輸出強化など南部シアヌークビル州のプロジェクトに投じられる。


亜州ビジネスASEAN
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