【タイ】SCCの包装材事業、21年の売上高1000億バーツ超予測

【亜州ビジネス編集部】

素材最大手サイアム・セメント(SCC)傘下で包装材事業を手掛けるSCGパッケージングは、2021年の売上高が1000億バーツを上回るとの予測を示した。

国内外で進めている4件の生産増強が完了するほか、ベトナムの包装材メーカーの買収が近く完了し、増収に寄与すると見込む。28日付プーチャッカーンなどが伝えた。

生産増強4件の投資総額は82億6600万バーツ。ベトナムでポリマー容器の生産能力を20%、インドネシアで段ボール原紙などを29%、フィリピンで包装紙を88%、タイ国内でポリマー容器を14%、それぞれ引き上げる。稼働開始は20年第4四半期〜21年第3四半期を予定している。

ベトナムでは、包装材メーカー、ビエンホア・パッケージング(SOVI)の買収が20年12月に完了する見通し。このほか、2〜3件の買収も検討している。

SCGパッケージングの20年1〜9月の売上高は691億9000万バーツだった。堅調な需要を受け、純利益は前年同期比22%増の49億7100万バーツに拡大した。


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