【中国】1〜2月新車販売77%増、全国395.5万台規模に=汽車工業協会

【亜州ビジネス編集部】

中国の新車販売は、年初からプラス成長を続けている。今年1〜2月の販売台数は、前年同期比76.8%増の395万5000台規模に拡大したもようだ。

車種別の伸びは、乗用車の69.4%、商用車の80.0%など。春節連休を含む2月に関しては、前月比で42%減少したものの、前年同期比で3.7倍に拡大した。月次で142万2000台に積み上がったとみられている。業界団体の中国汽車工業協会がこのほど予告を報告した。

車種別の2月新車販売は、乗用車が4.7倍、商用車が3.2倍に達したと予測している。

中国の新車販売市場は力強い回復期を迎えた。電動化、コネクテッド化、ネットワーク化、デジタル化が産業全体のグレードアップを支えているという。

中国汽車工業協会の陳士華・副秘書長はこのほど、21年の国内新車販売台数について、2600万台(前年比↑2.7%)に達するとの見通しを示した。うち新エネルギー車(NEV)は180万台に上る見通し。

中国の自動車市場は向こう5年にわたり安定成長を維持する見込みで、25年には販売台数が3000万台に達すると予測している。

20年の新車販売は前年比1.9%減の2531万1000台。3年連続のマイナス成長となっている。一方、NEV販売台数は10.9%増の136万6000台に拡大し、プラス成長に転じた。


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