【マレーシア】郵船ロジの低温物流事業、買収で東マレーシア進出

【亜州ビジネス編集部】

郵船ロジスティクスの現地法人TASCOは21日、低温物流子会社のTASCOユーセン・ゴールド・コールド(TYGC)が東マレーシアに進出すると発表した。

総合物流の地場系スイフト・グループと組み、サバ州で低温物流事業を手掛ける地場系ハイパーコールド・ロジスティクスを買収する計画。同社の低温倉庫や物流網を活用して事業展開する。

TYGCとスイフトは、ハイパーコールドの既存株主である個人3人から株式を50%ずつ取得する。取得額は1055万リンギ(約2億7700万円)ずつで、計2110万リンギ。6月までの手続き完了を予定する。

ハイパーコールドは2006年に設立された。コタキナバルで州内最大規模の低温倉庫を運営しており、倉庫面積は2663平方メートル、収納数は3000パレット。8台の冷凍冷蔵トラックも所有し、食品・飲料業者向けにサービスを提供している。19年の業績は売上高が607万リンギ、税前利益が123万リンギだった。


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