【中国】中国カーボンニュートラル、達成に192兆元必要=スタンチャート

【亜州ビジネス編集部】

スタンダード・チャータード(スタンチャート)の試算によると、二酸化炭素(CO2)排出量と除去量を差し引きゼロにする「カーボンニュートラル」を中国が2060年までに達成するには、127兆〜192兆人民元(約2183兆〜3300兆円)の投資が必要となる見通しだ。1年当たり平均で3兆2000億〜4兆8000億人民元となる計算。

巨額の資金が必要となる中、環境問題にコミットしたプロジェクトに限定して資金を調達する「グリーンファイナンス」「グリーンボンド」などの市場に大きな成長余地があるとスタンチャートは指摘している。中国政府系メディアが伝えた。

スタンチャートは5月に発表したリポートの中で、カーボンニュートラル達成の道は中国にとって険しいものになるとの見解を示している。中国政府は中期的に、経済成長とCO2排出削減という2つの課題を考慮する必要があるためだ。スタンチャートによると、中国のCO2排出量は2030年までに年間108億〜116億トンに達し、ピークを付ける見込み。この予測は、中国の国内総生産(GDP)成長率を2021〜25年に5.5〜6%、2026〜30年に5%、2031〜35年に4%と仮定した上で算出している。

中国の習近平・国家主席は昨年9月、2060年までに二酸化炭素(CO2)排出量と除去量を差し引きゼロにする「カーボンニュートラル」を実現するとの目標を掲げた。2030年までにCO2排出量をピークアウトさせ、減少に転じさせることを目指す。


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