【ベトナム】アパレル業界で人材不足懸念、受注好調も

【亜州ビジネス編集部】

ベトナムの繊維・縫製品業界では受注が増える一方で、人材が不足している。

納期遅れで海外の取引先から罰則を科される恐れもあり、懸念が強まっているという。VNエクスプレスが1日付で伝えた。

海外でアパレル需要が高まる中、国内の多くのメーカーでは2021年末までの受注が埋まっている。北部タイグエン省で操業するTNGタイグエンでは過去2カ月、工場3カ所でフル稼働が続く。同社の21年上半期の輸出額は前年同期から31%増加。代表者は、受注の心配はなくなったが、労働者不足とそれに伴う納期遅れが最大の懸念になっていると話した。

フンイエン・ガーメント(フガコ)のグエン・スアン・ドン会長は、国内の新型コロナウイルス第4波が抑制されず、工場を2週間でも閉鎖する事態になれば、売り上げを10%失うことになると指摘。欧米からの輸出受注は十分あるが、納期が遅れれば罰金が科され、遅延後の納品が受け付けられない契約も多く、それだけに新型コロナ抑制は死活問題だと話した。

こうした中、業界最大手であるベトナム国営繊維グループ(ビナテックス)のレ・ティエン・チュオン会長は、繊維・縫製品業界で働く労働者のワクチン接種を優先するよう政府に要請。ビナテックスとその関係会社だけでも15万人、30万回分のワクチンが必要だが、これまでに3000人しか接種していないという。

21年上半期の繊維・縫製品輸出は152億米ドルで、前年同期から15%近く増加。通年では390億米ドルを目指している。


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