【ベトナム】HCM市、今週から夜間外出禁止

【亜州ビジネス編集部】

ホーチミン市で26日から夜間外出禁止令が発動した。

新型コロナウイルス感染症を抑制するためで、午後6時から翌午前6時まで適用。今月9日に始まったソーシャル・ディスタンス(社会的距離)措置は継続しており、より制限が厳格化された格好だ。サイゴンタイムズなどが同日付で伝えた。

医療従事者などエッセンシャルワーカーの出勤や、市民が医療施設を訪れる場合を除き夜間の外出を禁止する。違反した場合は300万ドン(約1万4000円)の罰金が科される。

事実上のロックダウン(都市封鎖)であるソーシャル・ディスタンス措置は継続しており、日中であっても住民は食品や医薬品の購入など必要不可欠な用事以外では基本的に自宅待機となる。

夜間外出禁止令を受け、スーパーマーケットなど必需品を扱う小売店の多くが閉店時間をそれまでの午後10時から午後5時に早めた。一部のスーパーでは閉店時間を午後4時に早めており、住民が午後6時までに帰宅することを後押しする。

4月末に始まった新型コロナ第4波で、ホーチミン市は感染者数が63省市で最多。 今月27日には1日の感染者数は4469人となり、全国5149人の9割近くに上った。同市では9日から都市封鎖しており、ベトナム南部全域でも18日の週からロックダウンに入っている。


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