【シンガポール】製造業景況感、3期連続でプラス

【亜州ビジネス編集部】

シンガポール経済開発庁(EDB)が発表した2021年7〜12月期の製造業景況感指数は、プラス20%だった。4〜9月期(プラス38%)から減速したものの、3期連続でプラスを記録。輸出が伸びている電子(プラス40%)が好調だった。

指数は業況が「改善する」と回答した企業の割合から「悪化する」と回答した割合を引いたもの。調査は21年6〜7月に製造業415社を対象として実施され、回答率は92%だった。

6業種のうち、化学(マイナス24%)を除く5業種でプラスとなった。特に半導体(プラス46%)を含む電子の伸びが大きく、これに輸送エンジニアリング(プラス21%)が続いた。輸送エンジニアリングでは新型コロナの影響で一時低迷していた航空(プラス32%)が高い。

■サービス業はプラス11%

シンガポール統計局が発表した21年7〜12月期のサービス業景況感指数はプラス11%となり、製造業と同じく3期連続のプラスだった。プラス幅は4〜9月期から横ばい。業種別では11業種のうち8業種でプラスで、卸売り(プラス26%)のプラス幅が最も大きかった。

指数は製造業と同様に業況が「改善する」と回答した割合から「悪化する」と回答した割合を引いたもの。調査は21年6〜7月にサービス業の約1500社を対象として行われた。


亜州ビジネスASEAN
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