【中国】屋上設置のソーラー発電設備、新設全体の46%に拡大

【亜州ビジネス編集部】

屋上(屋根)を利用する太陽光発電が急増している。

7〜9月にかけた今年第3四半期の新設容量は、全国で11.7GW(1170万kW)に拡大した。新設容量全体に占める屋上設置比率は、過去最高の45.77%にまで上昇している。上海証券報が16日付で伝えた。

正泰電器傘下の浙江正泰安能電力系統工程有限公司(正泰安能)は、屋上ソーラー発電設備設置サービスで中国最大手。全国の家屋約50万棟にソーラー発電設備を取り付けた実績をもつ。

中央政府の掲げる「共同富裕」、「双炭」(2030年までのカーボンピークアウト、60年までのカーボンニュートラル実現)の方針を追い風に、農村家屋を中心に屋根上の電源開発を進める戦略。河北省、河南省、山東省、安徽省、山西省、湖北省などの地方政府と連携し、業務を展開中だ。また、陽光能源HD、天合光能(Trina Solar:)、中来、吉電なども屋上ソーラー発電の関連事業に相次ぎ乗り出している。


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