【中国】長城汽車EV「好猫」の販売好調、1〜11月は4万246台

【亜州ビジネス編集部】

ピックアップトラック・SUV生産の長城汽車が18年に投入した電気自動車(EV)の新ブランド「欧拉(ORA)」シリーズの売れ行きが好調だ。

2020年に発売した同シリーズの「好猫(グッドキャット)」は1〜11月にかけて、4万246台を売り上げた。11月の単月ベースでは前月比12.9%増の8855台に拡大している。EVの国内販売が急増する中、女性向けを意識した流線形のクラッシックなイメージのデザインが人気を集めている。価格は10万〜15万人民元(約182万〜273万円)程度。容量47.8〜63.1キロワット時(kWh)のリチウムイオン電池を搭載し、1回の充電で最大400〜500キロメートル走れる。最高時速は152キロ。フル充電までの所要時間は一般家庭のAC(交流)式で8〜10時間となる。DC(直流)式の急速充電器にも対応する。

12月の販売台数は1万台を超えたとみられ、通年の販売総数は5万台を超過した模様だ。

長城汽車は河北省保定市の政府工場をオーナーの魏董事長が買い取り、成長させた。「哈弗」ブランドのSUVが主力。年産能力は134万台(20年末)。市場シェアは、ピックアップトラック、SUVで国内首位に付ける。輸出にも注力。東欧や中東、中南米など新興国を中心に幅広く出荷している。


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